表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
普通学科の劣等生(旧題魔法文明滅亡一万年後)  作者: 虹色水晶
第六章 コーラを片手に、テーブルの前で仕事に励む連中
52/81

 作治もコーラを飲む。

 そういえば、ガラスの瓶に入ったコーラを飲むのは、おそらくは産まれて初めてではないのだろうか?

 コンビニで売っているコーラは、ペットボトルに入っているか、あるいは缶入りだ。

 おそらくはこの世界の人々はガラス瓶をできても、ペットボトルを造る技術は持っていないのだろう。


「そういえば、沈没したザーベラ・デプリメント社の船ってどんな船だったの?」


 とく理由もなく、作治はパッショリに尋ねてみた。


「どんな船、と、言いますと?」


「だから大きさとか、船の材質とか」


「材質?船は木で造るに決まってるじゃないですか。チークとかオークとかマホガニーとか」


 パッショリはなぜそんなごく当たり前の常識的なことを訪ねるのか、と一瞬考えた。が、サクは魔法学科の生徒は船の建造の知識など欠片も持たないであろうと思い当たり、特に疑問に思わなかった。


「沈んだ船はローズウッド製だぞ」


 アミーラはコーラの炭酸を楽しみながらそんなことを言った。まるで魔術の詠唱のようだ。


「ロ・・・なにそれ?」


「魔法学科の生徒とといえでも見たことなくても不思議ではないな。魔王領でしか伐採できない植物だ。重厚な茶、若しくは赤茶色をしておるな」


「頑丈なの?」


「木材としては普通だ。最大の特徴しては『あらゆる魔法攻撃を遮断』することであろうな」


「あらゆる魔法攻撃を遮断?」


 作治は怪訝そうな顔をした。


「まぁそんなに驚くことはないぞ。所詮は木材だ。油瓶を投げて火を近づけるとしっかりと燃えるからな。地方によっては家の材料やタンスや薪などにしておるからな」


「でも、魔法攻撃を遮断するんでしょ?」


「鎧を造れるわけではないしな。ウッドアーマーなど、お主装備したいと思うか?」


 防具としての価値はお鍋のフタと同レベル。ということらしい。鉄の剣どころかたけざおの一撃を防げるかどうかも疑問である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ