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名と役割のはざまで~覇道総裁中華財閥ロマンス~  作者: Furi0804
第3章 知夏編

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第3章(20)読者

シンガポール。

夜のホテルのラウンジ。


アーロンが、タブレットを置いて言う。


「最近さ、インフラ関係の記事で

 同じ名前、よく見るんだけど」


昊天は、グラスを傾けたまま答えない。


「港の話とか。

 運用の話とか」


一拍。


「——彼女、名を挙げたね」


昊天は、視線を上げなかった。


「……関係ない」


アーロンは、肩をすくめる。


「囲わなかったんだ」


「必要ない」


即答だった。


*******************


総裁室に届いた雑誌。


巻頭でも、特集でもない。

地味な位置。


だが、

確実に、そこにある文章。


名前を見る。


それ以上は、何もしない。


連絡もしない。

評価もしない。


彼は、ただページを閉じる。


読者でいよう。


それが、

彼女の書くべきものを守る、唯一の立場だと知っているから。


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