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引きこもり悪役令嬢のスマホ活用術  作者: ユキア


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13/13

Good 引きこもりLife

 「オレと一緒になってくれ!」


 「?!」


 「りく……でも、私、何もできないのよ?」


 「それでいい!」


 「どうして?」


 りくは赤面して答える。

 「……ずっと、好きだったから……」


 「え?」


 「オレは捨て子で、教会に捨てられていた。15のときに独り立ちしてあの小屋に住んでいたんだが、誰かと暮らした事がなかったオレにとって、帰ると誰かが家にいてくれる、それはとても温かくて心地いいものだった。だからお前が好きなんだ。オレに、温かい帰る場所をくれたから……」


 「嘘よ、だって、私。貴方をこき使ってばかりだったわ!」


 「ああ、そうだな。でも、それでも、嬉しいかったんだよ。」


 「…………バカ。」


 「ああ、バカだ。」


 「バカバカバカ!!」


 「うん。」


 「…………バカ……でも」


 アンソーネは赤面する。


 「私も、好き……。」


 「!?」


 「りく!」


 アンソーネはりくの胸へとダイブした。りくはそれを優しく受け止める。こうして2人はまた一緒に、公爵邸で暮らす事になった。今度は恋人として。そして、アンソーネは引きこもりからも卒業……。とはならなかった。


 「アンソーネ様はまた籠っておられるのか?」


 「はい、スート様。」


 「全く……ところでりく様は?」


 「はい、それが……」


 「りく様もまた引きこもっておられるのか?」


 「はい。」


 こうしてりくとアンソーネは2人仲良く引きこもる事になった。ちなみにスートはレンブラン公爵家復興の際に公爵家へと戻ってきた。あの時の罵倒はスートなりのアンソーネへの愛だった。アンソーネにしっかりして欲しくてそう言ったらしい。アンソーネはスートが戻ってきて怒るかと誰もが思っていたが、逆だった。戻ってきた。スートに抱きついたアンソーネ。


 「じいや!ありがとう!戻ってきてくれて!」


 素直にそう喜んだ。こうしてスートも戻ってきたのだが、りくが引きこもりになった理由は、身のまわりの世話は使用人達が全てやってくれるからだった。


 「……うーん」


 「おはよう、アンソーネ。」


 「おはよう、りく。」


 アンソーネが目覚めると目の前にはりくがいた。


 「今日もスマホゲームの続きだな!」


 「そうね!このスマホゲーム面白いわよね!」


 それからりくとアンソーネはスマホゲームの続きを2人仲良くした。

 こうして、2人は仲良く引きこもりになることになったのだった。



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