Good 引きこもりLife
「オレと一緒になってくれ!」
「?!」
「りく……でも、私、何もできないのよ?」
「それでいい!」
「どうして?」
りくは赤面して答える。
「……ずっと、好きだったから……」
「え?」
「オレは捨て子で、教会に捨てられていた。15のときに独り立ちしてあの小屋に住んでいたんだが、誰かと暮らした事がなかったオレにとって、帰ると誰かが家にいてくれる、それはとても温かくて心地いいものだった。だからお前が好きなんだ。オレに、温かい帰る場所をくれたから……」
「嘘よ、だって、私。貴方をこき使ってばかりだったわ!」
「ああ、そうだな。でも、それでも、嬉しいかったんだよ。」
「…………バカ。」
「ああ、バカだ。」
「バカバカバカ!!」
「うん。」
「…………バカ……でも」
アンソーネは赤面する。
「私も、好き……。」
「!?」
「りく!」
アンソーネはりくの胸へとダイブした。りくはそれを優しく受け止める。こうして2人はまた一緒に、公爵邸で暮らす事になった。今度は恋人として。そして、アンソーネは引きこもりからも卒業……。とはならなかった。
「アンソーネ様はまた籠っておられるのか?」
「はい、スート様。」
「全く……ところでりく様は?」
「はい、それが……」
「りく様もまた引きこもっておられるのか?」
「はい。」
こうしてりくとアンソーネは2人仲良く引きこもる事になった。ちなみにスートはレンブラン公爵家復興の際に公爵家へと戻ってきた。あの時の罵倒はスートなりのアンソーネへの愛だった。アンソーネにしっかりして欲しくてそう言ったらしい。アンソーネはスートが戻ってきて怒るかと誰もが思っていたが、逆だった。戻ってきた。スートに抱きついたアンソーネ。
「じいや!ありがとう!戻ってきてくれて!」
素直にそう喜んだ。こうしてスートも戻ってきたのだが、りくが引きこもりになった理由は、身のまわりの世話は使用人達が全てやってくれるからだった。
「……うーん」
「おはよう、アンソーネ。」
「おはよう、りく。」
アンソーネが目覚めると目の前にはりくがいた。
「今日もスマホゲームの続きだな!」
「そうね!このスマホゲーム面白いわよね!」
それからりくとアンソーネはスマホゲームの続きを2人仲良くした。
こうして、2人は仲良く引きこもりになることになったのだった。
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