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梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 九

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65/70

文句はねえが


  ――――


  

  

「  ―― 親方の家にお地蔵様がいった日に、見慣れないこどもがひとりまじってあそんでいたようですが、それからはなにもないようです。  ただねえ、お地蔵様がときおり、こどもらに『あそんでほしい』というそうで」


 こどもたちはおじぞうさんを細い縄でくくって、ひきずったりまわしたり、いっしょにあそぶそうだ。






 ヒコイチさんどうされました、と先生が新しいお茶をいれたゆのみを前におく。



 腕をくんで眉をよせた顔をあげ、いやだってな、と文句があるようにあげた顔を、黒猫へむけた。


「おれとじいさんとならんで、梅をみてるときによお、 ―― 」




『 こんなふうに、なでられて折れるぐらいの木ならよかったのになあ・・・ 』




「 ―― 息つくみてえにいったんで、てめえがご神木だったのを思い出していってるのかとおもったのによ」




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