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梅を見てお堀を浚(さら)ったはなし  作者: ぽすしち
 七

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もぐった中に


 そういやあ、西堀のじいさんも言ってたな。


 うちの白壁をよごすんじゃないと、お堀浚いのときにこの家のあるじがうるさいものだから、いつからかここだけ浚うのをよけて、夏場には匂いがひどいものだ、と。



 二人の隠居と先生も、沈んでいるのはこのあたりだろうと堀の図を示していた。





 亀が、ヒコイチに頭をさげるようにして、泥の中にもぐった。



「・・・いやいや、あんたはあっちのきれいな水のほうへ」


 あわてて手をつっこんで亀をさがすと、亀ではないかたいくおおきなものに手があたる。

 つたってみると、どうにも長い。




 しかも、こりゃあ・・・



 ひとりじゃどうにもならぬとすぐにさとって、むこうで魚をうつす男たちを呼ばわった。





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