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風のグラスゴー 旅立ち編  作者: 玲於奈
8/41

天命だよ もんたさん

なし

毎日の日課

境内の掃除

水汲み

えいやっと

ぞうきんがけをして


こらよと

境内をあがる

階段を何度も往復し


ローテーションを淡々とこなす


こなすしかない


答えがわからない

まったくわからない。

思いつかない。

なぜ。

なぜなんだろう。


そして思う。

止まったら負け。


だから必死に日々をやりぬく。

いつも以上に

昨日より明日

明日よりあさって

何かに取り付かれたように

それ以上を目指す。


その姿を

神主が見ていた


何日かして静かに神主によばれた


そして、またもや本殿


じっと私の目をみる神主


「おぬしは、何がしたかったか」


射抜くように私を見る。

いつもの柔和な顔はない。


「なんために

 人生を賭けて下宿をでたのじゃ」


恐い。


「今こそその答えを

 言葉にすべき時。」


驚いた。

拍子抜け。


言うだけいって去っていく

神主


あいかわらず

毎度のことだ


しかしながら

後ろ姿にまた、後光が差している


その後ろ姿にみとれる。


「天命か」


記憶がよぎる。


やっぱりか


はじめからそうだったんだ


なぜか腹の底から

笑いがこみあげてくる。


笑いが静かにはじまる。

それが止まらない。


思いっきり

笑ってしまう。


本当に大笑いをしてしまう。

失礼ながら本殿の床を

たたくほど笑う。


それでもやまない

これが腹をかかえて笑う

というのか


腹がねじれそう

苦しい。


もんた みのさん

ごめんなさい


思いっきりなんとかの番組。















なし

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