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恒例 権力の象徴
なし
どこやねん。
会場の奥まで
テーブル多数で
そこそこの料理が並んでいる
そして
奥の演台では
何やらマイクで
お偉方が話している。
「かんぱーい」
突然発声があり、会場がざわつく。
私は遅れてきて
入り口で様子を見守っていた
察してすぐに来た
ウエイターから飲み物をもらう
人の波が演台に向かってながれている
回遊もいやなので
逆流よろしく
入り口付近の窓側で
外を見る
新緑がまぶしい。
もうすぐ6月か。
突然
肩をたたかれる
振り向けば
どこかで会った顔。
思い出せず
あいまいな笑顔でかえす。
私には、よくあるが・・・
「ああ、やっぱり君か。」
「私の思った通りだ」
「それにしてもすごい人だろ」
憂いもみせながら
「これが毎年の恒例さ」
「これが権力の象徴さ」
権力が強調されている。
「見ろよ、あの演台にむらがる
者どもを」
「まあ、僕も一派かもしれないがね」
「いやいや、いろいろすまんかったね」
「君の勤勉さは、見習うものがあったなあと
僕は思ったもんでね」
「ただ君にとっては
ベストな選択だったと思うよ」
「これからの健闘を祈るよ」
片手をひらひらさせながら
去っていった。
なし




