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風のグラスゴー 旅立ち編  作者: 玲於奈
33/41

面接会場

なし

それから

1週間。

今日の面接まで

さんぺいTには

会わなかった


向こうからも

接触してこなかったし

こちらからも

接触しなかった


けっきょくは

自分で退路を

絶ってしまったので

毎日毎日

自主練をして日々を過ごした。


それは空き教室の

教卓に立って

英語でスピーチすることだ


講義棟で一番大きな教室で

スピーチ練した時は

ちょっとびびったが


その広がりに

感動した


せんせーってこんな感じなのか

と思った。

円形舞台の俳優の様だった。


しかし

大講義室は始終

人の出入りがあり

からっぽになる

空き時間がなく


空いている時でさえ

何度もおばちゃんが

清掃に来て

その都度

素早く撤収した。


逃げてから

後で考えれば度胸をだして

練習すればよかった

思う始末。


そんな不安定な

どたばた後の

今日であった。


胸ポケットには

はっちゃきに

もらったおまもりが

はいっている


廊下で待つ間

ぶつぶつスピーチを

つぶやく


みんな余裕の表情

に見える。

氣のせいか・・

しかし

練習しているそぶりの

ある者は

皆無であった。


すでに

面接時間と部屋が

指定されているので

どんどん廊下に

そして

椅子に人がすわり


面接会場の中から

人がはきだされていく

そんな慌ただしさを

椅子の移動でかみしめながら

果たして・・


何人の人が

希望を叶えることができるのだろう

天井を見上げながら思った。

なし

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