シャケ
むかしむかしあるところに、
小さなシャケの男の子がいました、、、?
彼はだだっ広くとても狭い川で恋し、アミノ酸を頼りに鮭生を生きて行きます。
綺麗な山を流れる綺麗な川、それが僕の住処である。
ただ僕にその景色は似合わない。広くも狭く僕にとって何もないこの川で僕は出会った。
『あのー、ぼく?どうしたの?』
ふと目の前に美しいヒレのマス♀がいた。
みたところ年上だったが、あまりの出来事で返事に狼狽える。
「あっ、あのっ、お姉さんがとっても綺麗だったから、、、」
『え〜?そんなこと言われると照れちゃうなお姉さん、、、』
まずい、と内心思った。いきなり年上にギザなことを言うと碌な事にはなりかねない、むしろ年下の子鮭ごときの僕がなどと考えていると、
『ところで僕?迷子なの?』
そう聴かれたが、首を振ろうにもどうすれば良いか分からない。ただ、
「少し考え事をしてただけ、、、」そう伝えた。
本当は大した考え事などしていないが、この住処で1人気持ちが沈んでいただけだ。
突拍子もなく、彼女は
『よーし、困った事はお姉さんに話してみなさい!』
と言い始めた。
『なるほどなるほど?つまり僕は自分の大切なものがわからなくなってるんだね、』
「わざわざ、話を聴いてもらってる身で悪いんですが、、その、僕、呼びやめてもらえません?」
すると彼女はキョトンとして
『じゃあ君はなんて言うの?』
と、問うてきたが自分には答えられる名前など無い事に気が付き、どうしようもかなっていた。
「逆にお姉さんは何で名前なんですか?人に名前を問うときは、自分から言うのが常では?」
お姉さんの質問に答え方がわからず、逆に問い、ついでに嫌味を言ってしまった、、、
ふとそれに気付き、
「あっ、ごめんなさい、最後のヤツは無しで、、、」
するとお姉さんはクスリと微笑み
『別に良いよ。じゃあさ、名前をつけてあげる!』
本作品はフィクションです♡




