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運河が張り巡らされた砂漠と雪の惑星に住んでいるけど質問は?~ついでに言うと私は17歳以下の女の子が大好きだ~  作者: 256進法


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ヒマでしょうがねンだわ

息抜き的な感じで書き始めました。

参考にしたのはウラジミール・ナボコフの『ロリータ』と、童話の『桃太郎』、『火星運河説』です。


挿絵(By みてみん)


 ロリータ。我が腰の炎。我が魂。

ロ・リー・タ。舌の先が口蓋を三歩下がって、三歩進んで歯の裏をそっと叩く。

ロ。リータ。いや、メスガキと言い換えても語弊(ごへい)は無いか。メス・ガ、キ。


ため池で水を掛けあう半裸の少女達は、まさにオアシスの妖精(ニンフ)だ。数少ない自然の恵みを感じさせてくれる。

日差しで飛び散った水がキラキラと光り、このクソみたいな暑さを忘れさせてくれる。


「やっぱ半裸の少女って最高だな」


そう言って赤髪の大女は自動更新羊皮紙を取り出し、依頼が来ていないか確認する。


「……」


まぁ、来ていない。そりゃそうだ。こんな田舎の運河都市で、そうそう争い事や揉め事なんざ起こるワケが無い。

あっても一流どころへ依頼したいと思うのが、人情だろう。

……なら、溜まった水車小屋の使用料を回収しに行くか。


「親父が遺産を残していてくれなかったら、どうなっていた事やら……」

「砂漠や荒野に放り出されて、盗賊にでもなっていたかもしれん」

「……褐色盗賊ロリ……アリだな……」


そして、赤髪の大女はその赤い髪を揺らしながら立ち上がり、水車の近くにある料金回収箱を空けに行く。


「まぁまぁ入ってはいるな……」


やっぱ水車強ぇわ。世の中インフラ押さえてるヤツが勝者なんだよ。

おー、銀貨まであるじゃん。なんだかんだで経済安定してんな、最近は。

今日は酒買って、闇市場で購入した使用済みキャミソールを嗅ぎながら寝るか。


「ん?」


その時、大女の視界の端になにやらか白い箱が流れて来るのが映った。

見たところ、その箱は贅沢な事に木(それも上質な)で出来ていて、しかもご丁寧に白塗りまでされている。


「……開けてみるか」


赤髪の大女はボートフックを持って、流れる箱を追い掛ける。

ため池に流れ込んだ白い木箱の縁へフックを引っ掛け、陸へ手繰り寄せる。


(……結構重量あるな……もしかして金貨や嗜好品だったり!?)


彼女は高鳴る鼓動を抑え込みながら、木箱を陸へ引っ張りあげる。


「おぃしょっとぉっ!」


木箱の引き摺られた跡が、黄色い地面に刻まれて行く。

そして、大女は箱を開けようとするが、南京錠が掛かっていて開かない。


「しゃあねぇか……!」

「《ローフレイム》!そいで……《リフリジエイト》!」


南京錠は炎に包まれてあっという間に熱せられたが、直後に霜が出来る程に凍り付いた。

赤髪の大女は大股で小屋へ走り込み、側にある物置からハンマーを取り出してきて、脆くなった南京錠をブッ叩いた。

哀れ、南京錠は粉々に砕け散った。


「どれどれ……中身を拝見……」


そこにあったのは、金貨や財宝なんかとは比べ物にならない、妖精たちからの贈り物だった。

彼女は思わず目をつぶって祈った。


「おお、おお……、おぉぉ……」

「日頃の善行(・・)が遂に報われたか……!」


そこにあったのは、薄く白い一枚着に包まれた、白く透き通るような、今にも消えてしまいそうな程の銀髪の妖精(ニンフ)だった。

そして、赤髪の大女は鼻息荒くその妖精の真っ白な肌に触れた。銀色の妖精の眼を覚まさぬように。


「えっ?」


突如魔法陣が起動し、大女の手首と、白い妖精の手首が光り出した。

なんと、手の甲に契約の紋様が刻まれて行くじゃないか。


「おい、アレ?なにこれ……」

「これ契約魔法じゃん、それも紋様の画数多いからこれ、相当……」

「……もしかして、アカン事やっちまったか?」


思い切りやってたわ。

ちなみに何の契約かは分からなかった。

あとで魔法鑑定士に聞いてみるか。クソ、学院を中退しなければ良かった。


「……あなたはだれ?」


ダメだ、もう逃げらんねぇ。

こうなったら覚悟決めるしかねぇか……!


「私はミーナ。君は?妖精ちゃん」


銀髪碧眼の少女は、彼女の緑色の眼を真っ直ぐ見つめたまま答える。


「私の名前はクリオネ。クリオネ・レイスです」


レイスって何処か聞いた事あるような……ダメだ。

酒で膿んだ頭で、何かを思い出すのはこれが限界だ。


「……取り敢えずお姉さんの家に行こうか?(ニチャア)」


「気持ち悪いので、余り近づかないでくれると助かります」

「あと衛兵は呼ばないで下さい」


「そんな事言わないで❤️マイニンフ❤️」

「一緒に寝よ❤️」


「イ、イヤです!」


「そんな事言われても、もう契約しちゃったんだな~~コレが!」

「手の甲見てみ!見てみ!」


クリオネは薄く滑らかで、真っ白な手の甲を見る。

そこには【契約の刻印】が刻まれていた。


「こっ、これ外して下さい!」

「貴方魔術師か何かでしょ!?」


「外し方知らね」

「魔術の成績Fだったし」


「そ、そんな魔術師が居るなんて……」

「いえ、もう魔術師に分類される事自体、おこがましいというか……」


「触れた瞬間自動で起動して強制契約したみたいだし、私に罪はないでしょ」

「馬車が自動で動いて轢かれたようなモンだよ」


詭弁が過ぎる。


「人と人の契約魔法って……触らなければ発動しなかったと思うんですけど」


(ドキッ)


「何の目的で私に触れたんですか??」


「安否確認?的な??」


「疑問形な上アバウト過ぎませんか?」

「でも……困りました」

「王都には戻れませんが、かと言って身の安全を確保出来る場所も無さそうですし……」


「だから私の家泊まれって」


「イ ヤ で す!!」

「契約の刻印が施されただけで、貴女と私は全く関係の無い、赤の他人ですから!!」

「もう……!どうしたら……!!」


悩み始めたクリオネを他所に、ミーナはおやつのチキンバーガーを食べ始めた。


「うめうめ」


「話聞いてます!?」


ミーナは寝転がり、足を組みながら言う。


「え~~」

「だってもう私は関係ないんでしょ??」


「ですよねぇ、ミーナ」

「だってあの家は私とミーナの愛の巣ですから」


「な ん で 貴 様 が こ こ 居 る」


ミーナの隣に突然現れた黒髪黒目の大女は、彼女に引っ付きながら言う。

女はミーナと同じくらいの体格で、尚且つ人形の様に表情の無い女だった。


「そりゃあ、私はミーナの愛棒ですから」


「道場で投げられすぎて頭イカれたか??」

「シトマ」


「愛にイカれてますよ」

「ミーナとのね(チュッ)」


シトマはミーナの頬にキスをした。

クリオネは彼女をじっと見て言う。


「……抵抗しないんですね、ミーナさん」


「ここで抵抗したら、家に帰った時コイツが台所で裸エプロン衛兵になってるからな」

「無意味な抵抗も世の中には存在するんだ、覚えとけ」


シトマはニヤつきながら、ミーナと指を絡め始めた。


「はだっ……!?」

「と、というか衛兵!?!」


クリオネは二人をキッと睨み、その場から走って逃げ出した。

ミーナとシトマは寝転がったまま、互いを見る。


「……愛の告白ですか?ミーナ」


「ぶっ飛ばすぞ」


~数十分後~

~町の市場~


ミーナは家の屋上から屋上へ飛び移り、回転しながらシトマの横に飛び降りた。


「おい!あの子は見つかったか!?シトマ!」


シトマは黒目を細め、街の中心部を眺める。


「手掛かり・痕跡ナシですねぇ」

「でもこの暑さです。そろそろ水か日陰を求め出す頃でしょう」


「じゃあ水場を中心に回ってみるか」

「ったく、手間掛けるなぁ……」


二人は市場を歩いて行く。

広場では炎天下にも関わらず、競りが行われていた。

人間の。


「……なぁ、今日って奴隷市の日だっけ??」


「いや、覚えが無いですねぇ」

「【北方連合王国】との戦争で、大量の奴隷が供給されましたからね」

「開催日が増えてるんじゃないでしょうか」


「あいつら雪原出身で暑さに慣れてないし汗腺も少ないから、使っても半分は直ぐにくたばるぞ」

「畑の肥料になるのがオチだ」

「……なぁ、今最悪の事態を思いついたんだけど」


「奇遇ですねぇ」

「私もですよ、ミーナ」


二人は奴隷市場を通り抜け、素早く駆け出した。


~裏路地~


「おい!こんな所に北方のガキが居やがるぜ!!」

「この暑さでくたばってやがる!」

「拉致って明後日の競りに捻じ込むぞ!」


「こりゃあ上玉だ!」

「労働力としての価値は無さそうだが、物好きに高く売れそうですぜ!」


奴隷商人とその手下達がクリオネの手を引っ張り、クリオネは力なく抵抗していた。


「オラッ」


ミーナのハイキックが奴隷商の側頭部に命中し、奴隷商は痙攣しながら笑顔で泡を吹いて倒れた。

そしてシトマの左フックと右フックが決まり、手下達は壁ごと吹き飛ばされた。


「お助けに参りましたぜ、マイニンフ」


「……!!」


クリオネはフラつきながらも、二人から逃れようとする。

しかし、シトマが彼女を捕まえる。


「暑さに弱いのに、炎天下で全力疾走ですか」

「無茶は関心しませんねぇ」


「離して……!!」


シトマは腰袋から水筒を取り出し、無理やり水を飲ませた。


「ぷぱっ……!!」


「私はアナタを牢に入れる積りはありません」

「ですからご安心下さい」


「そんなの……!」


シトマは自分の後ろを親指で指す。


「私が本当に衛兵の仕事をする積りであれば、アレ(・・)は見逃すハズないでしょう?」


彼女の後ろでは、ミーナが奴隷商達の懐と財布を漁っていた。


「やった~~!」

「臨時収入ゲッチュ~~!」

「お!武器も持ってやがる!売ったらカネになるかな!?コレ!」


「(唖然)」


「ミーナは一時期賞金稼ぎもやってましたからねぇ」

「誰が金を持ってて、そうでないかカンで分かるんですよ」


そういう問題か??

数分後、ミーナはウッキウキで武器とコインを抱えてやって来た。


「シトマ!今日はしこたま飲むぞ!」

「付き合え!」


「望む所ですよ!」

「いやぁ~~!今日は超ラッキーでしたねぇ!」


「今すぐそれを返しなさい!!!」

「貴方達のやっている事は強盗です!!」


クリオネは息を荒げながら、二人を怒鳴りつける。


「「え」」


二人は顔を見合わせ、不思議そうな顔でクリオネを見た。


「なに言ってんでしょうか、この子」


「ああ……多分知らねぇんだろうな、都市同盟の暗黙のルールってヤツを」


「ルール……!?」


ミーナの表情はため池で会った時とは別人と思える程、獰猛な表情を浮かべてクリオネへ顔を近づける。


「都市同盟ではな、基本自力救済なんだ」

「奪われたら自力で奪い返し、殴られたら自力で殴り返す……」

「それが砂漠のルールだ」

「お前の故郷では違うのか?マイニンフ」


「そっ、それでも……!」


「そもそもお前はアテもなく逃げた挙句、そのせいで奴隷に売られる所だった」

「どっかの変態の慰み者になった後バラされるか、農場か工場でくたばるかの二択だったんだ」

「私に言う事を聞かせたければ、対価を示せ」


クリオネは震えながらもミーナへ言う。


「そっ、そのコインと武器で、わ、私を買って下さい!!」

「そ、そうすればコインと武器をどうしようと、私の自由でしょう!!」


彼女の足腰は小鹿の様に震えていた。


「その通りだな」

「で?お前はどうするんだ?」


「わ、私は……」

「ミーナ様の……しょ、所有物に……!」


クリオネは目に涙を貯め、歯を食い縛って下を向いた。

何も持たない弱者、誰かに庇護して貰わないと生きていけないペット。

過去がどうあれ、それが今の彼女だった。


「所有物に?」


「な、なります……!」

「ひっ……ぐすっ……!」


ミーナは、泣き震えるクリオネの頭に手を置いて撫でる。


「良く言った」

「金と武器はこのチンピラ共に返しておく」


ミーナはコインと武器を奴隷商達の上へ放り投げた。

そしてクリオネを抱え、歩き始める。


「泣くな泣くな」

「きっと何時か家にも帰れるさ」


「み、ミーナさん……」


「というワケで、背中御流しお願いします」


白く小さい手が、ロリコン女の頬を張り飛ばし、乾いた音が路地裏に響いた。



《登場人物紹介》


(ミーナ・V・フジワラ)


Age:28 Sex:女

髪の色:赤 目の色:緑


職:三等傭兵 (自称)

傭兵ランク:D(依頼主への不始末で、何度か降格された)

主な収入源:水車小屋からの使用料収入、水路管理、下着鑑定・転売


身分:自由市民

経歴:交差都市の王立学院支部で事件を起こし強制退学後、地元を拠点にフラフラと小さい女の子達を追い続けている。

好きなモノ:タバコ、ラクダレース、脂っこいガテン飯、17歳以下の少女


趣味:トレーニング・格闘技・狩猟・読書(エロ本)・妖精観察と言う名の女児観察


身長:181cm

体重:76kg

スリーサイズ:B デカい W 腹筋 H 太い


近所の評判:刑務所の塀の上をフラフラ散歩しながら生きてる、社会不適合者。ムダに怖いのでなんとかして欲しい。

最近の出来事:酔っ払って運河に向かってクソしようとしたが、フラついてクソごと運河に落ちた。


(以下、傭兵登録カード更新時の能力評価)


筋力:AAA 頑丈さ:SS 敏捷:B+ 生命力:SSS 魔力:C- 魔術:F- 器用さ:C+ 学力:カス 教養:下品  格闘:S+ 剣:SS 弓・弩:A+ 銃:A 騎乗:S 操船:F- 顔:AA 素行:クソ  評判:刑務所 危険度:公共の敵


ランク別依頼達成回数

S:15 A:29 B:56 C:68 D:140 E:15


ギルド支部長からの一言:拘置所にキミを迎えに行くのは支部長の仕事か~い??

総合評価:早期の投獄か社会奉仕を推奨。



(リン・シトマ)


Age:28 Sex:女

髪の色:黒 目の色:黒


身分:衛兵隊長

経歴:交差都市の軍事学校を卒業後、王都での就職に失敗してコネで地元の衛兵に就職。就職後、地元を拠点にミーナを追い続けている。

好きなモノ:ミーナ、ミーナの服、ミーナの下着


趣味:ミーナ・JYUDO・拳闘・オシャレ


身長:180cm

体重:72kg

スリーサイズ:B デカい W 腹筋 H 大きい


近所の評判:家の周りには近づかないで欲しい

最近の出来事:ミーナの家に侵入して、彼女の下着を着て、下着を嗅ぎながら寝ていた。


(以下、人事書類更新時の能力評価)


筋力:AA 頑丈さ:A+ 敏捷:A+ 生命力:SS 魔力:B- 魔術:B 器用さ:A+ 学力:天才 教養:下品  格闘:SS+ 剣:カス 弓・弩:C- 銃:A 騎乗:馬糞 操船:C- 顔:S 素行:変態 評判:悪徳衛兵 危険度:ミーナちゅっちゅっ


市長からの一言:市民に付きまとうのやめてね

総合評価:クビ一歩手前




主人公はフリーランス(不定期)です。

権利収入と不定期の傭兵依頼で、彼女は生計を立てています。

住居も実家を受け継いでいるので、家賃の支払いもありません。

拘置所へ入ったり出たりしている、気楽な独身お姉さんです。


因みに、拘置所は基本的に凶悪犯とか反乱軍とか盗賊とか、そんな人達がブチ込まれます。

自力救済社会だからね。余程じゃない限りは保釈金払って出られる。


主人公の住む街は【ロタリ都市同盟】所属です。

同盟の人口は約520万人で、規模では中の上ぐらいの勢力です。

彼女の住む町の人口は大体9500人程です。


辺境にある為、町そのものが同盟にフリーライドしていて、安逸と利益を貪っています。

しかし、市長のヘコヘコお辞儀と靴舐めで平穏と繁栄は保たれています。

他にも勢力がありますが、それはまた。


ここまでお読み下さりありがとうございました。


「面白かった」「これから期待している」「なんだこの主人公は」

「やっぱ半裸の少女って最高だな」「な ん で 貴 様 が こ こ 居 る」

「背中御流しお願いします」「少女を所有するって最高だな」


と、どれか1つでも思って頂けたら、ブクマ・評価・感想頂けると励みになります。



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