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嫌いになれたらどんなに楽だろう

 嫌いになれたらどんなに楽でしょう。

 アナタのことが愛しい。

 できれば傍に寄り添いたい。

 だけどそれは叶わない。

 アナタの傍には彼女がいる。

 私が入る隙間はない。

 胸がチクリと痛んだ。


 苦しい……苦しい……くるしい……クルシイ……


 アナタには幸せになって欲しい。

 でも、アナタを幸せにしているのは彼女。

 私は遠くで見ているだけ。

 アナタに私を見てほしい。

 だけどそれは叶わぬ夢。

 叶わなくても願ってしまう。

 アナタを嫌いになろうと努力した。

 別の男と付き合った。

 だけどやっぱりアナタの傍がいい。

 アナタの傍じゃないと意味がない。

 アナタの傍にいたいけど、

 やっぱり傍には彼女がいる。

 彼女が羨ましく妬ましい。


 妬ましい……妬ましい……ねたましい……ネタマシイ……


 黒い渦が胸の中に出来ていく。

 私をそれを押さえ込む。

 アナタに嫌われないように、

 私はアナタから離れる。

 アナタを好いたまま。

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