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おっさん冒険者のキャラクターシート  作者: 愛自 好吾


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第72話 王都ザンジバル






 俺達は、ようやく王都ザンジバルまでやって来た。


王都はもの凄く広い。マゼランの都も広かったけど、それを更に大きくした感じだ。色んなお店やら人々やらであふれ返っている様だ。まあ、ローゼンシル姫の結婚式があるからこの人だかりなんだろうけど。


何にしても、これだけ人が多いと流石に暗殺者も手を出せないだろう。目撃者が多くなるからね、さてと、とりあえず冒険者ギルドへ行こうかな。


「皆さん、とにかく冒険者ギルドへ行きましょう」


「そうだね、そうしよう」


「あ~、やっと休める」


「馬車はいかが致しましょうか」


うまやに預ければいいんじゃない、ギャリソン」


「畏まりました、お嬢様」


俺達は一旦王都の厩に馬車を預けて、歩いて王都内を散策しはじめた。


「どうですか、・・・ランディウス」


「はい、懐かしいです、よく戻ってこれたと思います、皆さん、本当にありがとうございます」


「よしとくれよ、まだ安心はできないよ、ランディウス」


「はい、そうですね、しかし、つい嬉しくて」


話を聞いていて、サーシャが問い掛けた。


「まあ、暫くぶりに実家に戻って来たんだろうけど、これからどうするの、ランディウス」


「父上が今も病に臥せっておいでなら、たぶん毒を盛られている可能性が今もあると思います」


「毒ですか」


「ええ、一気に使うのではなく、少しづつ毒を体に浸透させているかもしれません」


「なるほど、しかしまずは冒険者ギルドへ行きましょう、色々と話を纏めないと」


「そうですね、行きましょう」


俺達は歩いて冒険者ギルドへとやって来た。ギルドは流石に王都だけあって大きい建物だ、中も広い。しかし冒険者ギルドってのはどこも同じ造りなんだろうか。似たようなレイアウトだ。


「さてと、すいませ~ん、お水貰えますか」


「は~い、ただいま~」


まずはひとごこち付く。人数分のお水が出されて水を一口。


ルビーさんがランディウスに問い掛けた。


「さて、ランディウス、何か策はあるのかい」


「すみません、なにも・・・」


「まずは結婚式よね、これを妨害すればいいのよね」


「サーシャ、簡単に言わないどくれよ、警備は厳重だよ」


祝いの酒を飲んでいる冒険者の一人にどこで結婚式が行われるのか聞いてみた。


「すいません、ローゼンシル様の結婚式はどこでやるのですか」


「んあ? そりゃあおめー、城でやるんじゃねえのか、そういやあなんで城なのかねえ、普通女神教会だと思うんだがなあ」


「ああ、そういやあそうだな、警備の問題で城にでもなったのかねえ」


「ああ、ローゼンシル姫様。俺達のアイドルだったのによ~、ラッセルなんかに取られちまってよ~」


なんか途中から愚痴が聞こえてきたけど、そうか。お城で結婚式ねえ。


「・・・・・・」


思案していたら、騎士バンガード殿に声を掛けられた。


「どうしたんだ、ジロー、ぼーとして」


「ちょっと考え事を・・・」


「なんだよ、何かあるなら俺達にも言えよ」


「・・・そうですねえ、ランディウス、王様宛に手紙をしたためてほしいのですが」


「父上にですか? いいですけど、何を書けば」


「まず自分が生きている事と、これから渡す物を飲んで欲しいという事を」


「わかりました?」


「それからピピ、ピピにはやってもらいたい事があるんだけど頼めるかい」


「・・・なに」


「王様に渡して欲しい物があるんだ、できるかい」


「・・・このくにのおうさまにとどければいいんだよね、かんたんかんたん」


「・・・・・・手紙、書きましたよ、ジローさん」


「よし、ピピ、この手紙とこの解毒薬を王様に届けておくれ、他の人に見つかっちゃダメだからね」


「・・・まかせて」


ピピは冒険者ギルドを荷物を抱えて出て行った。


まずは第一段階、王様には元気になって貰わないとね。


さて、それから。


「エミリエルお嬢様。出番ですよ」


「やっと私の番なの、何? 何をやればいいのよ」


「ローゼンシル姫の結婚式に出席出来る様にしたいのですが」


「ええ!、今から! 流石にそれは無理よ、準備とか前日からしていただろうし」


「何とかなりませんか」


「う~ん、お母様の名前を使っても行けるかどうかってところよ」


「やれるだけやって貰いませんか」


「・・・わかったわ、結婚式に出席出来ればいいのよね」


「はい、俺達冒険者組だけでもいいので」


「わかった、やってみる」


それだけ言ってエミリーとギャリソンさんはギルドを出ていった。


「それから、バンガード殿達には結婚式の警備としてなんとか城内に入れませんか」


「俺は騎士だから城内にいてもいいんだけどよ、問題はランパ達だよな」


「さっきちらっと確認したけど、間違いなくドコス家の私兵で王都中あふれているぜ」


「ああ、こっち見て睨んできやがったからな、俺らはここでは目立つかもしれないぜ」


「しかし、エミリエルお嬢様の護衛としてなら問題無いと言う事ですよね」


「そりゃあ、まあ、そうだな」


「なら、問題ないと思います」


さて、後はエミリーとピピがうまくやってくれれば。


結婚式まであと2日、とりあえずこれまでの疲れを癒さないとね。


俺達は冒険者ギルドの宿に泊まる事にした。当然王子の部屋はランパさん達が交代で見張りをしている。


油断せずにいこう。まだ安心は出来ないからね。




おじさんも休むよ










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