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幕間:計画倒れ

「爆発の方向性、壊す部分の範囲を制限してコントロール……。

 ダメだ、計算上ですら上手くいかない」


 爆弾を作るついでに、別枠でネタに挑戦してみる事にした。

 ロケットの製作である。

 通常科学に魔法要素をぶち込んだら、ロケットぐらいできないかなーと、軽く考えて挑んでみた。


「いかん。どうやっても推力が足りない。自重を削りすぎれば強度不足になるし……詰んだ」


 まぁ、普通に失敗なんだけど。





 ロケットというのは、要は爆発で空を飛ぶ物の事だ。

 これで目標へ向けての方向制御を単独でできればミサイルになるけど、さすがにそれが出来るとは思っていない。俺が作ろうとしてみたのは、あくまでもロケットである。ミサイルでは無い。


 ミサイルよりも難易度が下がるとはいえ、ロケットだって簡単じゃ無い。高度な科学技術の結晶だ。魔法を組み込んだところで難しいのは最初から分かっていた。

 ただ、それでもやってみたいと思ったから挑んでみた。

 深い考えは無い。

 できたから何だという事も無い。

 ただ、面白そうだから挑むだけである。



 ネックになる、一番技術が足りていないのは、金属加工関連だった。

 日本で出回っている金属板でも持ち込めれば、十分な強度を出して成功に辿り着く事も可能だろう。


 しかし、村で作れる金属板は日本の物より強度が足りておらず、必要な強度を得ようとすれば、板の厚みが凄い事になる。

 そうなるとロケットそのものの重量が二倍以上となり、推力が全く足りないという結論になる。


 今のままでは、ほんの少し浮いて、すぐに倒れて終わるだけだ。

 何のためにやったのか、全く分からない事になる。


 ちゃんと飛んでくれれば、俺のロマンを満たすという意義があるんだけどな。



 なお、ロケットも禁止されていない事は確認済みだ。

 平和利用がされている物に関しては、そこまで厳しくないようだ。


 ただ、危険そうならリアルで再現できない技術を仕込まれるぐらいであった。





 さすがに、試作も何も村ではやっていない。

 村で爆弾の威力や材料特性などの簡単な基礎情報を集めたあと、リアルで計算ソフトを使って机上の空論を確認しているだけだ。


「あー、もーー! 無理だ!!」


 その段階で計画が止まる程度に、ロケットは難しそうである。

 地球から脱出できるぐらいのロケットが作れたら、面白そうだったんだけどなぁ。


 島の上にラグランジュポイントがあれば、軌道エレベーター計画でも立ち上げるんだけど。

 それを確認する方法が無いのも問題だよなぁ。



 男のロマンは、果てしなく遠い道のりを求める。


 たまには夢を見たっていいじゃ無いと、そう思うんだけど。

 ファンタジーで宇宙開発は、さすがに盛りすぎなのかね?

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