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夜へ
男はピンク色のハートが描かれた白い封筒を渡した。手紙を入れるような小さいやつだ。
「これがあなたを導きます。それでは」
男は去った。封を解くと、白い紙に
「これは誰にでも訪れる訳ではないチャンス。あなたはここにいて、われわれはどこかであなたを待っている。つまり、私たちは惹かれあっていていつか出会う運命なのだ。」
と描かれてあった。紙は二枚入っていた。もう一枚は黒い紙で何も描かれていなかった。僕は部屋に帰ってこの手紙の意味を考えた。これはどんな目的で僕に渡されたのだろうか。僕はどうしてもこの紙に納得できず、怪しいから調べてみた。ザラザラしているから画用紙だろう、特殊な材質ではない。端を切って、水に濡らしてみる、濡れただけ。普通のライトの光を当てて、変化はなかったが、黒い紙にブラックライトの光を当てるとQRコードが浮かび上がった。




