4/6
エウリピデスの誓い
あの男、僕をどうするつもりだ?単に押し売りをするだけか?きっと違う。
「だから買ってくれればいいんですよ。ね、たった三百円ですよ。この紐がどこで作られたかって‥そりゃ中国とかだろ」
「信用できませんね。あの国は日本と戦争したことがあるんですよ」
「そんなこと言われたって‥いい紐ですよ。こんなに伸びる」
そんなに伸びるからなんだというんだ。粗悪品である証拠じゃないか。
「帰れよ」
「そんなこと言わずに」
僕は男を両手で突き倒した。男は鼻を地面にぶつけ、鼻血を流した。
「分かりました。帰りますよ。この招待状を受け取ってくれるならね」




