表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

ガラクタジジィは今日も拾う

作者:じじぃになりつつあるもの
VRが大頭して、数々のシステムが作られた。

医療、軍事はもちろんのこと、ゲームの分野にも早い段階で適用され、それから十数年。

VRMMO最古といわれているゲームが存在している。
最古にして最大、当然ながらいくつもの伝説といえるものを残している。

とある社員が悪ふざけでおこなったデスゲーム事件。

RMTによる詐欺を行った為発覚しニュースとなったとある集団の訴訟問題。

ハラスメント行為をシステム的に問題なく行う方法のハウツー本を出して荒稼ぎした某氏とネット民の戦い。

VR中かどうかを調査するシステムを作り出しVRをしていない家族に逮捕された強盗のせいでVRの是非を問う世間。

そしてまた、一つの伝説が闊歩する。

それは一人のキャラクターだった。

極端に猫背で、逆に背中が盛り上がっており、遠目には小柄に見えた。
実際に背を伸ばせば180cmには届くだろう、それを象徴するように、両手は長い。
前をみず、常に下を向いており、手も地面をまさぐっている。

一言で表すなら、手の長いせむし男といったところだろうか。
そう、このキャラクターは男性だ。

そして初見では信じられないことに、プレイヤーキャラクターだ。

キャラメイキングでこのような容姿にするのは、そうそう居ないと思うが、絶対ではない。
しかし、おそらく最初はまともな容姿だったのだろう。

このゲームはキャラクターの容姿を行動に合わせたものに変えていくようになっている。
ゲーム的にはその方が良いことがおおい。
盾を使うタンクなどは、ガタイが大きくなり周囲を守りやすくなるし、アタッカーはタイプに合わせた体型になり動きやすくなる。

では、彼は何をしていてこうなったのだろうか。

彼は、ある意味有名だ。
彼は、他にない職業についているが、使えない職業らしい。
彼は、戦闘能力がほぼ皆無らしい。
彼は、NPCにも嫌われているそうだ。
彼は、初期からゲームを続けているという。

そして、彼は、今日も我が道を歩く。
※誤字報告ありがとうございます、とても助かります。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 101 ~ 115 を表示中
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 101 ~ 115 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ