【ごみの街】
お酒は前のものを燗にして出汁ほうりこみました。
出汁の賞味期限、大分過ぎているけど、大丈夫だろう乾物だし冷凍庫入れているし。
つまみは、焼かまとかいうので、開けると個別包装されいていた。
駄菓子のようだ。
山椒が効いています。
なんとなく辛い物が食べたくなったので、明日、麻婆豆腐食べに行きます。
ガラクタジジイのゴミは負債とみられて、リスキルで倍々ゲームになって、街は再びゴミに覆われましたとさ。
めでた・・・いわけないわな。
「おーおー、無様にゴミに溢れた街でござるよ。」
厨二忍者は、街の外に逃げ切ったようで、ゴミが溢れるさまを眺めている。
あまりに近いと、街の外でも巻き込まれて圧死しそうな物量なので、結構離れており、パーティーメンバーも街の外にいて無事に逃げ切れたようだ。
「あのジジイ、やりおったな……。」
見た目とは違い、足が速かった長老も無事街の外に出ている。
人間不思議なもので、人の多い方に自然と集まるもので、結構プレイヤーもNPCもかたまって避難している。
ちょっとした、難民キャンプのようだ。
実際、街がこんな状態になってはプレイヤーはともかく、NPCは生活がままならなくなるだろう。
ゴミを片付けていた、ビーズもゴミに潰されて見えなくなっている。
ガラクタジジイはあっさり街の人に殺される程度のステータスしか持たない事から、既に圧死してどこかで復活していることだろう。
この街は、死んでしまったのだ。
現実ならゴミを片付けて、街を復興するのもありなのだろうが、街の建物の大半が潰れてしまい、システムは廃墟と判断したのだ。
領主はまだこの街に戻ってきていないが、到着したら愕然とすることだろう。
「どうする?」
「いや、そうだな娘を頼ろうかと。」
「ワシは遠縁が北のほうにおるはずだが、まだ居てくれるか。」
「街を捨てるなんて出来ない!!
一人でも残る!」
「いやもう無理じゃて。
もう少ししたら、ここも様変わりしてしまうだろうよ。」
流石にゴミの街という埋め立てる以外の利用法が思いつかないものは残さない。
廃墟になってしまえば、街としての様相は変化し、モンスターが沸く場所に変化するのだ。
時として、ダンジョンが発生することもあるという。
ランダムなので、どうなるかは分からないが、ゴミはいずれ消えるのは確実ではある。
「ワシの千里眼どうなるんじゃろ?」
この街限定の千里眼、過去視の能力をもつ長老は不安と期待に震えているようだが、どちらかというと引き籠り体質なので、街を出なくてはいけないのかという不安のが強く見える。
「それじゃ、もうしばらくここにいるでござるか?
つきあうでござるよ。」
「おお、心強い。
しかし、ワシの事情に巻き込むのもな。」
「いいじゃないの。
それに、スキルの変化にも興味あるしね。」
確かに、プレイヤーならスキルに興味はあるだろう。
そして、その瞬間は、結構早く訪れる。
<--限定千里眼、限定過去視、それらの能力を保持するならダンジョンマスターにクラスチェンジを自動的に行います。
手放すことで、通常通りゲームをお楽しみいただけます。
今日中に回答をお願いします-->
ダンジョンマスターになれると、システムメッセージが長老に届く。
次の日から、長老を見た人は居なかったという……。
ガラクタジジイはまたどっかいってしまいました。
ゴミに潰される街なんて、この街くらいかもしれない。
長老については、まぁあんまり考えていません。
気が向いたら出てくるでしょう。




