【ガラクタジジイ再び】
今回も景虎、そして常温で飲んでます。
やっぱこいつは、常温がいい感じだと睨んだ通り。
つまみは、おかずの残りのメンチカツとわかめせんべいです。
わかめせんべい、何故かやたらと歯にはさかる。
歌舞伎揚げもかくやというほど、はさかる。
「おお、潰れておらんだか、久しぶりじゃの。
またきてやったぞ。」
「げ、ジジイ、生きてたのか!!」
いやいや、この世界そうそう死なないというか、生き返る。
まぁ、言葉の綾というやつだろう。
「さぁ今回も要らんもんださんかい。
ワシが引き取ってやるからな!!」
二話でガラクタジジイがやり取りしていた街に戻ってきた。
いわゆる初心者の街の位置になる街だ。
「あー、まぁ騒いでもしゃあないか。
ゴミがそこにあるからとっとともっていけ。
袋だけちゃんとよこせよ。」
商売人だけなあって、無駄な事は避けようということらしい。
毎回、このジジイと喧嘩してても商売の邪魔になるだけで、儲けにはまったくならない。
それにゴミの処分が楽になるのは、この世界でも共通だったりする。
「よし、それじゃ、ビーズやってしまえ!
目標は、あの黒い袋じゃ!」
一見袋のようにもみえる、ビーズクッションモンスター、ビーズがゴミ袋に向かって発進していく。
「あ、あぁ、なんだぁ。
モンスターか!!?」
「ワシのテイムモンスターじゃ。
かわいいじゃろ?」
「あんた、テイマーだったのか!
初めて知ったわ!!」
モンスターを使役するのはテイマー的な職業を持っている奴だけだが、当然ジジイは違う。
「ふん、知らんわい。
とにかく、あいつに回収させるように……こりゃ、どこへ行く!!」
『あっちにも同じのある、回収する。』
「あれはまだ許可もらっとらん、ああ、こりゃ、やめんか!!」
人を追いかけるバカ犬をしつけるように、手をあげてビーズを追いかける。
『あ、おいかけっこってやつ?』
勝手に解釈して、本気で逃げ出す。
そして、周囲の店につっこんで、ついでとばかりにビーズはゴミを回収していく。
「こいつ! なんだ!!」
「うわ、モンスター??」
「ああ、ジジイか、仕方ないのか?」
「これは、チャンスか!」
三者三様に露店商店の人達がざわめきだす。
ガラクタジジイは珍しく、振り回されてひたすらビーズを追いかけまわしていて、捕まえるのに今日一日をついやしたという。
何か短いけど、振り出しにもどっただけだし、こんなもんでしょう。
ビーズはまだなんか性格が決まり切らない、チューニング中と思っててくださいな。
ちなみに、本人の言う通り、ジジイはテイマーではありません。




