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ガラクタジジィは今日も拾う  作者: じじぃになりつつあるもの
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【呪いとは】

ゼノブレイドDEをダウンロードした。

2をやっていて面白かったから。

ちょっと3Dで酔う、慣れるまでが大変だなぁ。

リアルベースよりマシだけど、やっぱ慣れる必要ある。

众は飲み終えた。

呪いといえばなんだろうか?


ゲーム内では、装備が外せない、戦闘中に固まるといったものが某RPGのおかげで有名だ。


古くは、変身というのがあるだろうか。


カエルになったり、ブタになったり、ネズミになったりと、動物になる事がある。


神話になると、ゴルゴンになったりアラクネになったりと、自然には存在しえない生物にされる。


逆に触ったものを変えてしまうというものや、子孫の身体的特徴に影響のあるものもある。


テーブルトーク系のRPGでは、苦痛が多いという印象だ。


どれも言えることは、システム的に即してるということだろう。


物語のフレーバー、システム的な制御、ロール判定によるもの。


では、VRMMOでは?

苦痛系は、個人へのフィードバックがきついので選択肢からは外した方が無難だろう。

変身については、人によっては割り切って楽しんでしまうし、嫌われる種族やすぐ退治されるようなものに変身してしまっても、それなら殺してしまった方が早い。


装備が外れないようにというのは地味に嫌がらせとしては優秀だろう。

食事中とかも剣を取れない、どこに行くにも鎧が外せないというのは、VRMMOではよろしくない。


長々と語ったが、今回の呪い発動を見ていくことにしよう。


---

<通称ガラクタジジイの死を確認しました。

 アビリティスキル、呪いが発動されます。>


<5分後に、ガラクタジジイの死亡地点を中心発動、殺害該当者が呪いを受けるか、死体のロストの確認をするまで広がり続けます。>


<呪いは抵抗に失敗したNPC,PCにかかわらずかかります。>


<一部 無効化アイテムを持つものや、称号を持つものにはかかりません。>


周囲のPC,NPCにインフォメーションが鳴り響く。


「誰だ! またジジイを殺したやつは!!」


「迷惑なんだよ、あの呪い!

 商売あがったりになるんだよ!

 とっとと殺害者出てこい、呪われておけ!!」


周囲の家屋やお店から多くのNPCが出てきては、次々に文句を言いつつガラクタジジイをPKした者を探す。

インフォメーションと同時に出てきたこともあり、あっさりとケンシの姿はみつけられてしまう。


衝動的にPKしたのはよいものの、後の事は一切考えていなかったようだ。


「え? えっ!?

 何これ?

 なんでこんなにNPCが出てくるの!?」


「衛兵は?」

「出てくるわけないだろうが、あいつら一回呪い受けてから、終わってからでないと出てこないんだよ!!」


「よし、ガキども行け!!」


小さい子供たちが、必死の形相でケンシに向かって走っていく。

そこには、一切の遊びが感じられず、ケンシは慌てて逃げようとするのだが。


急に人が現れる。

ここは街中ということもあり、VRMMOゲームだ。

こういうこともあるだろう。


「あ~、いきなりこれか。

 あれがガラクタさんで、あれが首謀者と。」


今までも似たようなことがあったようで、状況からあっさり状況判断すると、ケンシに向かって歩いていく。

恰好は普通と言っていいが、丸盾を両腕に着けているのが少し印象的だろうか。


気をとられたのか、ケンシが足をとめたとたんに子供達がケンシの足に縋りつく。


「よし、よくやったそのまま離すな!

 お前ら今晩はおかず一品ふやしてやるぞ!」


「「「「やった、絶対離すな!!」」」」


「ひっつくな!

 逃げないからひっつくな!

 子供はあんまりすきじゃないんだ!!」


子供達は、逆にさらに力を入れてくる。


「逃がしたことあるもん。

 僕たちは、犯罪者の言葉なんて信じないもん」


それを聞いて、ケンシはあっさりと手に剣を装備する。


「ちょっと好感度下がるだろうけど、仕方ない。、

 拠点を変えればいいしな。

 NPCとはいえ、生き返るんだから、いいよな?」


このゲームはNPCは生き返るのだ。

それだけ命は軽いのだが、それでも殺されて何とも思わない人はいない。

それに、軽く考えているものの街同士の連携がないというのはありえない。

まぁ、何にしろPKなんてした時点で一緒かもしれないのだが。


「良い分けないだろうが、はい、これでおしまいっと。」


先ほどログインしたプレイヤーがたどり着き、霧吹きのようなものを取り出してケンシの顔に吹き付ける。


「うおおおお、涙があああ」


効果てきめん、顔を抑えて転げまわろうとするも、子供が邪魔で倒れることもできない。

催涙スプレーみたいなものだったようだ。

痛み云々の設定としては許容値なんだろうが結構痛そうだ。


霧吹き型なのは、ガス注入式は世界観に合わないからだろうか?


「はいはい、抑えておくから子供たちは離れててね。

 大丈夫、君たちはきっちり役目を果たしたからね。」


裸絞めのような形で、抑え込む。


「「「「よし、助かった!!」」」」

街の住民たちは大喜びで喝さいを挙げる。


<呪いが発動します。

 周辺の方々はお気をつけて下さい>


「逃げろぉぉぉぉぉ!!」


抑え込みが完成したと同時に呪いが発動し、NPCは途端に逃げていく。

子供達もなんとか逃げおおせて、二人に呪いが降りかかる。


<ガラクタジジイの呪いが、殺害者であるケンジにかかりました。

 呪いの範囲発動は停止します。>


なんということでしょう。

ケンシはケンジというプレイヤー名だったようだ。


それはそうと、ケンジに降りかかった呪いは以下のようなものになった。


【譲渡・売却不可の呪い】

お金を除いたあらゆるアイテムを譲渡販売することはできない。

現状、所有しているアイテムが対象範囲。

銀行や倉庫等のアイテムも同様に範囲となる。

廃棄は可能、全てのアイテムを廃棄することで呪いを逃れることが可能。


ゲームシステムだからこそ可能な呪いともいえる。

呪いとして考えたら軽い物だろう。

親切にも解除方法まで書いてあるのだから。


正直、呪いってバレたら効果半減だとおもう。

分からないのが前提でいいとおもう。

それ言ったら、ゲームにも物語にもならないんだけどね。

ちなみに、最近までミダスとミノスを同一視していたようだ。


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