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~幕間~見えない陰謀そして合流

急遽必要な部分があったので幕間として補足。

 NO-104 フェクダ

 禁止兵器が詰め込まれたこの機体から集める事のできた情報は決して少なくなかった。

 通信記録と戦闘記録からはクレ社との通信、及び同社が関わったビーム兵器の試験運用の内容が確認できた。

 正式採用されたセブンスが所属不明機としてガードナーに所属しているこちらへ攻撃した事を考えると、クレ社は独断で禁止兵器を開発している事になる。

 そして最近月面都市ウヅキにて反宇宙政府運動が活発化していると聞く。

 禁止兵器を製造し反宇宙政府団体に対して揺さぶりをかけて戦争を起こし利益を出す。

(もしこの場合はクレ社の陰謀……といったところでしょう)

 リュウホはそう結論をつけた、憶測も混じっている以上可能性でしかないが無視できない。

 禁止兵器を開発及び使用した事実をガードナー上層部へ報告すればクレ社がただでは済まない事は明確だ。


 しかしこの事がクレ社だけの独断で無いのならば話は変わってくる。

 戦争を理由に軍縮を止め、治安維持の名目で軍を拡大させようとする人間はガードナーの上層部に存在してもおかしくはない。

 自分の考えが軍の考えとなれば権力を拡大する事ができる。

 何時の世も、例え宇宙(そら)に上がろうとも人は力を求める、だからこそSDは開発された。

 もしこの推測が当たっていた場合、不穏分子として適当な罪状をあてられ良くて左遷、最悪銃殺、謀殺、暗殺である。


(下手に報告する訳にはいきませんね)


 リュウホはこれらの推測を何かに記録する事なく頭の中に留めておく事にした。



 ナトカ達の乗艦であるヤハギは補給を兼ねてガードナー第三艦隊所属旗艦コンゴウ級戦艦コンゴウと合流、接舷した。

 そこでナトカの愛機であったGD-97Rレント・リメイクはオーバーホールを受けるため第三艦隊所属トネ級巡洋艦チクマへと引き渡され、同じく第三艦隊所属のカザハヤ級補給艦ハヤスイから補給を受けた。


 セブンスを撃墜、無力化した事はすでに広まっているらしく、ナトカの顔を一目見たいと彼女の部屋へと押し掛ける人間は多かったが彼女は自分の部屋にはいなかった。


「すまない軍曹、しばらくの間避難させてくれ」

「了解であります」

 ナトカはコクツの部屋に避難していた。

 凄いだの素晴らしいだのといった言葉はストイックな彼女にとっては毒であった。




「礼というわけではないが……寝込みを襲っても構わんぞ?」

「今度は騙されないでありますよ?」

「そうか(わりと本気だったのだが……)」


ナトカって実は……いや止めておこう……。

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