本来の彼女
やっぱり付いているEX○Mやらトラ○ザム的なアレ。
ガン○ムAG○-FXかも。
全身からバーニアを展開し、避難が終わり無人となった場所を低空飛行しながらT-REX-00レックスへと一瞬の内に近くALM-9アルム。
ナトカの基本的な戦術は自分の得意な間合いを維持し、相手に近付かれる前に叩くというもの。
接近しなければならない場合も、同じように自分の得意な間合いを維持しながら相手より先に行動するか、カウンターを狙うか、である。
もしどちらもできなければどうするのか。
それは相手の虚を突き、短期決戦に持ち込むというものだ。
そしてこの機体、ALM-9アルムには短期決戦に持ち込むための特殊兵装がある。
ナトカの元々の愛機、GD-97Rレント・リメイクには、リミッターを外すことで出力を大幅に上げる機能があり、次に支給されたMR-01ムアルにも同様の機能があった。
どちらの機体も最終的には無理をさせてしまったがためにオーバーホールをする必要性が出た。
しかしナトカはどちらの機体もリミッターを解除して戦闘を行い、生き残っている。
だからこそ、アルムのパイロットに選ばれたのだ。
全身に隠されたバーニアを展開し、軽量化した本体と合わさって極限まで機動力、運動性を高める。
その代償として、到底一般的なパイロットでは扱えないものになってしまったが、限られた武装の中でナトカはこれに賭けるしかなかった。
レックスのAIはナトカの乗るアルムがこちらへ来るのを感知した。
そう、感知する事はできた。
一瞬の内に近づかれ、ガトリング砲の死角であり、ナトカが近接戦闘のできる間合いに入ったところまで。
(まずはガトリング砲を潰す!)
ナトカは機体のスピードを落とすことなく無理矢理上へと軌道を変え、その場から跳んだ。
そしてそのままレックスの背部二連装ガトリング砲に向け、上から右腕のパイルバンカーを撃ち込み破壊する。
(残り九発!)
またも空中で無理矢理軌道を変え、レックスのテールリアクションコントロールシステム、つまりは尻尾に狙いを定める。
一部の生物の尻尾は、体のバランスを取るために存在している。
レックスの尻尾にあたるこの部分は姿勢制御システム、ここを破壊すればバランスを大幅に崩す事ができる。
その場で暴れ回るレックスの尻尾にナトカは機体を組み付かせ、両腕のパイルバンカーを一発ずつ撃ち込んだ。
(残り七発!)
それと同時に振りほどかれ、吹き飛ばされる。
全身のバーニアを吹かせて何かに激突する前に姿勢を制御し、再び接近する。
頭部をナトカに向け、『目』の部分に取り付けられた可動式バルカン砲二門を放つレックス。
この武装は本来対人兵器であり、ごく一般的なSDの装甲を貫けるほどの威力は持たない。
しかしALM-9アルムの装甲はコロニー内を飛行するために軽量化されており、最低限クラスの薄さしかなく、対人兵器だとしても十分な脅威となる。
(無理矢理にでも近づく!)
ナトカは怯む事なく接近し、間合いに入る。
その時、アラートと共にコックピット内に鮮血が飛び散った。




