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新しく支給された自分の機体がデブだった  作者: レント
第二章 コロニー編
22/32

大胆不敵

またもやSDの戦闘シーンなし……申し訳ありません。

しかも主人公もいません。

『コロニーに住んでいる諸君!これから君達に知ってもらいたい事がある!』


 突然コロニー中に響き渡るマージの声。


 現在マージは片っ端から割り込み通信を行い、公共の場へサウンドオンリーで中継を行っている。


「状況は?」

 ブリッジに着くなりリュウホはオペレーターに状況を確認させた。


「現在コロニー内の全ての媒体を対象に電波をジャックし、この放送を行っていると思われます」

 オペレーターがリュウホに状況を伝える。


(こうも大胆にくるとは……)

「更に詳しく」

 さすがに少し動揺したリュウホは出来る限り平静を装いつつ続けて確認する。


 周りに焦りや動揺を感じさせてしまってはいけない、艦長という役目はそういうものだ。


「この放送をのせている電波が発生している場所はコロニー内に複数箇所、同時刻一斉に発せられているようです」

 オペレーターは尚も続ける。

「コロニー内にSDの反応はありません」


「なるほど、分かりました。総員、第二戦闘配備のまま待機、いつでも出撃できるようにしておいてください」


 艦長の声がブリッジに響き渡った。



『知ってもらいたい事は他でもない!君達を守ってくれるはずの存在であるガードナーについてだ!』


 リュウホが指示を出す中、マージは続ける。

 コロニーの住民は、ポカンと口を開けこの放送を聞いている者、無視している者等多種多様だ。


『君達は禁止兵器について知っているかな?そう、それは』


 ここでマージの口調が芝居かかったような悲しみを湛えたものに変わる。


『一瞬のうちに大勢の人の命を奪う兵器……とてもとても悲しい……ああ!なんて悲しいんだろう!』


 マージの声を無視している人間がどんどん減っていく。


『そんなとんでもない兵器がこのコロニー、ジユウに運びこまれちゃったんだ!さあどうしよう!もしその兵器がこのコロニーの中で使われでもしたら……』


 コロニー内では無視している人間と反比例して不安に思う人間が増えていく。

 ガードナーへはすでにマスコミや民衆からの質問が殺到している。


『ですがご安心を!この僕が』


 ここでマージとその部下達は森林地帯に隠してあったSDを起動させた。

 それによりレーダーに映るようになったがそれでいい、彼らの狙いはそこにある。


『僕達黒羽がガードナーの兵器から君達を守りましょう!』



 もし今ガードナー側が迎撃のためにSDを出撃させた場合やこの放送を止めさせた場合、ガードナーにとって都合の悪い事だからだという事が民衆に広がってしまう。


 逆に何もしなければコロニーの住民達に反政府勢力に対してガードナーが無力だったということを証明してしまう。

 このまま黒羽がコロニーの住民に何もしないという保証は無い。



 リュウホは一つ決断を出した。

次回こそ戦闘シーンありです。

これ以上嘘の予告をしてしまうとケジメ案件になってしまう……。

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