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第5話 銃撃

 たまたまゲーセンに行ってたまたま遊んだゲームでたまたま欲しい最高レアのカードがたまたま手に入りたまたまテンションが上がったのでたまたま連日投稿しました。

「うああああああ――!」


 爆発が起きたのだと認識した時には、俺はすでに空中へ投げ出されていた。離すなと言われた銃を胸に抱きかかえたまま、眼前に迫ってくる地面をただただ叫びつつ眺めることしかできない。


 そのまま地面に体を打ち付け、ごろごろと転がっていく。10回程回転し終えた時、爆発の熱を今更感じた俺はようやく気付いた。


 これは幻覚などではなく、現実だ。久しぶりの打撲の痛みと、肌がひりひりするような熱さがそれを物語っている。


「マスター、大丈夫ですか?」


 耳元で急に問いかけられ、体がびくりと反応してしまう。何が起こっているかはまだわかっていないが、今がやばい状況なのは理解できている。それ故の反応だ。


 彼女の白かった服は土で汚れてしまっている。最初は変な人だと思ってしまったが、こうなってしまっては彼女に頼る以外道はない。たとえそうは思わなくても、本能が従えと言っている。


「ええ、何とか……」


 問いかけに答え、先に立った彼女に手を引かれて立ち上がりながら転がってきた方向へ顔を上げる。教会は女神像の方面が半壊、数十メートル先にここまで転がしてきた張本人が俺たちを見ていた。爆発なんて、一体どんな方法でやったのだろうか。


 よくよく見ると、今度は子供たちまで杖を構え始めていた。いや、さすがにあんなのドカドカ出されたら絶対死ぬって……


(マスター、『私』を使ってください)


 ……一体どこから聞こえてきたんだ? 彼女の声はすれど、どの方角から聞こえてきたのかわからなかった。隣にいるのはわかるが、そこから聞こえてきたようには思えない。それに妙にエコーがかかっているような気がする。


(まっすぐ、あの男に向けて)


 戸惑っている俺を差し置いて、彼女(?)は勝手に話を進める。今は頼るものもないため従うしかない。少なくともここで硬直しているよりはましだ。


『私』という言い方に戸惑ったが、昔見た映画の見よう見まねで構える。おかしい、鉄の棒とはこんなに重いものだったか?


 銃口を向けると、男はひどくおびえた様子を見せた。この世の終わりでも見つめるかのような目で俺を見る。周りの子供を見ると、失神している子もいるほどだ。


「神を、どこまで冒涜するか貴様!」


 この距離なのに、はっきりと聞こえる程に叫んだ。神がどうとか言っているが、もちろん何故そう言われるかはわからない。俺の理解を待たず、構えた杖の先からまた魔法陣らしきものを見せている。


(そのまま、狙いを外さず金具を引いて)


 男の言葉などとうに耳に入らず、頭に響く言葉に従うことだけに集中していた。わからない言葉とわかる言葉、どちらを優先するかは自明の理だ。


 指を引き金にかけゆっくり引いていく。子供のころ遊びで使ったおもちゃの銃とは比べものにならないほど重い。本物なんじゃないだろうかと思うが、すぐにその考えは捨てる。この状況だ、本物だとしても全くおかしくない。むしろ、またあの爆発を食らうかもと考えると本物であってほしいぐらいだ。


 ダンッ、と先の爆発と同様頭に響く音が響く。右肩を殴られたかのような衝撃と共に、銃口から一瞬の火と煙を上げる。反動があるということは、この銃は本物だ。ただ予想以上のそれに尻餅をついてしまった。


 俺が狙った男はどうなった? その疑問の答えを知るべく、右肩の痛みは無視して男の方を見る。撃つ前まではちゃんと立っていたのに、今は腹を押さえ地面に伏していた。……当たったのか? あんな初心者の真似事で撃った弾丸が?


「行きましょう、マスター」


 教会の方では子供たちが大混乱を起こしている。それを見向きもせずに彼女はそう言い、俺の手を取り近くの森の方へと連れて行こうとする。


 もちろん逆らうつもりはない。引かれるがまま彼女についていく俺の足はとてつもなく重く、手にはひどい汗をかいていた。

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