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襲われたエリナ

【エリナ】

掴みかかられた私は苦し紛れにグイドの手に魔法で火をつけた。


「ああああ!手が!」


転げまわるグイドを横目に私はもう1つのドアから教室を急いで出た。そのまま走って職員室へと向かっていると後ろからグイドが迫ってきていた。


「よくもやったな!お前だけはお前だけは!!」


グイドは我を忘れて追いかけて来ていた。私は必死に逃げるも途中で捕まってしまいグイドに覆いかぶさられた。


「私のモノにならないのならここで私のモノにしてしまえばいいんだ!」


グイドはそのまま私を襲い服を破ろうとしてきたので抵抗していた。縺れ合いになり私は必死に抵抗していると、エリスがその場に走ってきてグイドに魔法で石の塊をぶつけた。グイドは頭に傷が出来て動転し始めた。


私はその隙に抜け出して、エリスの元へと移動した。


「お姉様大丈夫ですか?」


私は泣きながら抱き着くことしかできなかった。


しばらくすると、教員が数人やってきてグイドは連れていかれた。そして私は校長室へと呼ばれた。


「申し訳ございません。殿下をそのような目に合わせてしまって・・・」


ナタリアはすぐに頭を下げた。


「ナタリア校長先生おやめください。ここでは私達は生徒ですよ?」


「いえ~今回は私がもっと手を打っていればこんな事にはならなかったと思うのです」


ナタリアとエリスはそんな会話をしている中、私は動悸が収まらず、息が荒くなっていた。


「私達だって、彼に手を出してしまいましたよ?」


「それは正当防衛ですよ!」


「先生方に相談もなくやったんですよ?」


「それをしなかったら今頃もっと酷いことになってました~」


段々立っているのが辛くなっていき・・・私はその場に座り込んだ。


「お姉様!?」「エリナ殿下!?」


そして息を整えようと大きく息を吸おうとしたけど涙が出て息をうまく吸えなかった。その様子にエリスは私を抱き寄せて背中を擦った。


「もう大丈夫・・・もう大丈夫ですから」


その後、私は落ち着くまでしばらくの時間が掛かり、その間校長室で泣いていた。


【マギサ】

あれ・・・教室のドアが開かない?って凍ってる!?


あたしはドアを開けようとしたが、ビクともしなかった。


なんで?てか、これだと荷物取れないじゃん


あたしが無理にドアを開けようとしていると項垂れた男の子が歩いて行った。


なんだ?すっごい落ち込みようだ・・・でも、あたしは関係ないよね?


すると他の女の子もやってきた。


「あれ?ドアが開かない」


「あ~あたしも今頑張ってたんだけど開かなくてさ~」


「あれ?いつもエリナ様と一緒に居る子じゃない」


「いっつも魔法教えてもらってるんだ!」


「いいな~私も教えてもらおうかな」


「きっと優しく教えてくれるよ~」


そんな話をしていると教員の1人が私を見つけると声をかけてきた。


「マギサさんだね?」


「はい、私ですけど」


「ちょっと来てくれるかな?」


「分かりました。あ!でも、その前にドアを開けてもらえませんか?」


「ドア?」


先生は凍ってる所に火を当て続けてドアを開けた。

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