二人で!
校長との話が終わった次の日に、私は試してみようと思ったことがあった。複数人で放つ魔法を考えてみた。
外で試そうと思ったけどアンナは詠唱も術式も知らない。他の生徒に試してもらうにもできるか分からないので術式を二枚重ねて使って遊んでみることにした。
片方は風を巻き上げる術式もう片方は氷を作る術式だ。しかし二つはうまく合わさることは無かった。
二つの術式を別々に置いて一人で使ってもダメなのね・・・二人でやったら出るかしら、でもそれ用に作らないと合わさらないかもしれないわね・・・二つを組み込んで作るしかないかしら・・・
私は図書室へ移動して二つの術式が変に干渉しないように書いていった。それは思ったよりも大きい術式になってしまった。
そして仕上げた魔法を使った。巻き上がった風に乗って氷が出来上がっていった。結構な大きさの氷になって驚いたけど複合魔法の完成であった。
でも、これ一人でいいわね・・・とりあえず次は詠唱を二人でするのがいいのかしら。
考えたけどその日は思いつかなかった。
次の日私はリアーネと教室でその事を話していると目を輝かせていた。
「楽しそう!作ってニーナ!」
「あなたも考えるのよ?それで今回の先生に見せる魔法はできたの?」
「もう少しでできる!」
心配はいらなそうね・・・
そして座学と貴族の勉強を終えて、私はぐったりしながら図書室へ移動した。
毎回貴族の勉強で怒られるの私だけなのおかしいよ・・・
図書室へ移動すると詠唱の本を持ってきては読み漁った。
複雑化して二人じゃないと発動できない詠唱・・・
私は先ず考えたのが一人が炎、もう一人が風を出力する詠唱だった。その部分だけ二人は違う詠唱を唱え、後は同じ詠唱を唱えるといったものだった。
古代魔法なら一人でできそうな魔法ではあったが詠唱に変えるとかなり複雑な詠唱になりそうね・・・
そしてできた詠唱はなかなかの長さだった。私とアンナは書いた紙を持って外で試してみた。
「いい?アンナ合わせるのよ?」
「分かりました!」
そして二人で紙を見ながら片手を斜め上へと突き出して読んでいった。出た魔法は合わさりすごい速さで飛んで行った。そして空で轟音が響いた。
私とアンナは顔を見合わせて唖然としていた。
複雑に練った魔法は威力を上げてしまったのか思った以上の威力になっていた。
「アンナ・・・私この魔法とても危険なものだと思うの・・・」
「私もそう思いますね・・・」
飛んで行った先の惨状をみて私達は固まっていた。




