ただいま
久々に戻ったクロフォード家の庭は若干雰囲気が違って見えた。そして屋敷に入ると母が仁王立ちして待っていた。
「ニーナ!遅すぎよ!!なにしてたの!!」
すごい迫力のあるお出迎えで私は少し怖かった。
「長期休みはもっと前にもあったでしょ!なんで帰ってこなかったの心配したのよ!」
「す・・・すいませんお母様。向こうでの生活が忙しくてすぐ来れませんでした」
奥から父が笑顔で歩いてきた。
「まあ、許してあげなさい。ニーナも外での生活は初めてなんだ」
「いいえ、いけません!ちゃんと顔は出すようにしてもらわないと約束ですもの」
少し駄々っ子みたいに見えるなお母様・・・
「やっぱりアンナだけじゃなくて監視できる人も付けるべきだったかしら・・・」
「ご・・・ご容赦ください・・・」
そしてセバスに連れられて初めてニーナの部屋に入った。子供部屋かと思ったが意外とそれっぽいものは少なく母の部屋にどこか似ていた。
少し物が少なくて寂しいけど花とか飾れば母の部屋っぽくなりそうね
「ここがニーナのお部屋・・・」
「一応あの時よりは片付け等はさせていただいておりますがほとんどがそのままでございます」
「小さい子には少し寂しいお部屋ですね」
「・・・その分従者がいますので」
「この世界ではこれが普通なのね」
「まだ、あなたはそんなことを・・・」
少しの間沈黙が流れた。
「そうね、ここは私のお部屋!私はニーナ!」
私はベッドへ飛び込んだ。
「いいですか?お嬢様、旦那様も奥様ももうあなたの事を娘だと認めていらっしゃいます。くれぐれも・・・」
「分かってますわ。私はこの家の次女ですものただ・・・亡霊が少し降りてきただけ」
セバスは少しの間目を閉じて口を閉じた。私はベッドで転がり天井を見た。
これがニーナさんが見ていた光景か・・・何を考えていたのかな
「そういえば、スヴェンお兄様とエレナお姉様はどうしてるのかしら」
「スヴェン様なら屋敷で仕事をなさってるかとエレナ様はお部屋で休んでおられるかと」
「また後で会えるかしら・・・」
「もう少しすれば会えるかと、お嬢様お疲れでしょうから少しお休みください」
「じゃあゆっくりしてるわね。ありがとうセバス」
「いえ、では失礼いたします」
セバスは部屋を出て行った。
そういえばアンナはどこへ行ったのかしら。静かだからすごい違和感があるわ。でも、しばらくはゆっくり休もうかな
気づくと私は眠っていた。そしてセバスが起こしに来ていた。
「お嬢様そろそろお目覚めください」
「どうしたの?なにかあった?」
「そろそろお食事の時間ですので、旦那様達ももういらっしゃるかと思います」
「分かったわ、場所の案内お願いしますね」
私は起きて体を伸ばしセバスの後について部屋へと移動した。




