第7話:恐ろしい黒幕はハーレム要員?
…今回は下品になりすぎました…orz
品のある下ネタは難しいです(´TωT`)
男時代も下ネタは話すのも聞くのも苦手だったなぁ…(白目)
おかしい…。
司令官と思われるリッチを倒したのに魔物の群れはまだ指揮されているように統率されている。
「やったな!ユーキ!」
「いや、おかしい…。統率が乱れていない。」
もし本当にリッチが司令官だったら多少の統率の乱れがあってもいいハズだ。
だが、ヤツが死んでも何も変わらなかった。
つまり、黒幕は他に居るハズだ。
「ちょっとすまない。貴方達は金竜の咆哮だろうか?」
考え込んでいると不意に呼び掛けられた。
「何者だ?」
振り向くとそこにすごいイケメンが居た。
…コレは俺様系のイケメンだな。ゴクリ…
「あ!おい!ユーキ!この方はこの国の王子様だ!」
何だと!(俺の)白馬の王子様だと!
安心しろ。レオの方が好みだ!俺の王子様はレオだ!
「ん?君は…いや、君達はどこかで見たような…」
「あ、いや…あの…よくある顔ですから…見間違いじゃないですかね?」
レオがかなり動揺している。可愛い。
ん?ミリィやソフィも明後日の方角を見てるな?
どうしたんだろう?この辺りの魔物はあらかた吹き飛ばしたハズだが?
「それで、その王子様とやらが俺達金竜の咆哮に何の用だ?」
「ああ、すまない。この辺りで妹と私の婚約者…金髪で黒目の女の子と黒髪・黒目の女性を見ていないだろうか?」
「いや、見ていないが…どうかしたのか?」
「魔族と思われる女に連れ去られたのだ…」
「魔族だって!?」
レオが驚いて大きな声を出した。可愛い。
「リッチとは違うのか?」
「魔族ってのは俺達人間と同じような人型だ。ただ、肌が蒼く角が生えている。魔王の配下で強力な種族だ。」
ふむ、レオの説明だとリッチとは全然違うな。
「くそっ!どこに連れていかれたんだ!俺は妹と婚約者を助けることが出来ないのか…!」
どうやらそいつらが黒幕のようだな。
「手がかりは無いのか?」
「もしもの時のために身を守る魔法のブローチを身に付けているが、ある探知魔導具を使うとそのブローチと探知機の間が光で結ばれるのだ。」
なんだ、便利なのがあるじゃないか…。
「だが、遠くに離れれば離れるほど魔力が必要になってな…。宮廷魔道士達は王都の防衛のために余力は無いし、俺の魔力では足りなくて光が出ないんだ…!」
俺なら大丈夫じゃね?
「貸してみろ。」
魔力をバンバン込めていく。
すると光が現れた。
「おお!」
「ここからは意外と近いな…。すぐに救出しに行くとしよう。」
俺達は光を辿りながら古い洞窟のような場所にたどり着いた。
「この中のようだな。」
光は洞窟の奥に続いている。
「王子様はここで待っていてください!後は俺達が。」
レオが王子に話しかけている。
だが王子よ、勘違いするんじゃないぞ。レオは俺のヒロインだ。勝手にレオとBL展開はするなよ!…ヤるなら俺も混ぜてくれ!
「今の王子では力不足だ。大人しくこちらに任せろ。」
「…頼む…」
聞き分けがいい子は嫌いじゃない。
後で俺のハーレムに入れてやろう。
「じゃあ行くぞ!」
****
<洞窟の奥>
「ようこそ我が隠れ家へ、王女様。そして君が黒髪・黒目の女か。君は勇者とどのような関係なのかね?」
「黙っていてもムダだよ?」
魔族の男は女性に自白魔法をかけた。
その時ブローチが光を放ち出し、魔族の魔法をはじいた。
「ほう…中々の魔導具を持っているじゃないか。だが、どこまで私の魔法に耐えられるかな?」
そう言って魔族が力を込め始めているとブローチから光の糸が出てきて洞窟の外に光が続いていく。
「なんだ?…コレは…探知魔法か!ここの場所もバレてしまったようだな。」
「仕方ない。聞き出せないが邪魔が入られると面倒だ。殺すか。」
「「ひっ!」」
****
洞窟の奥進むと魔族と思われる男が女に魔法を放っていた。
「そろそろその魔導具の魔力も尽きそうだな。…では、これでとどめだ!」
っ!マズイ!身体強化最大!
「居合い抜き!」
俺は男に全力で居合い斬りを放ったけど
「むっ!」
もう遅い!真っ二つになりやがれ!
「ふん、邪魔が入ったか。」
そう言って男は俺の全力の居合い斬りを受け止めた!
「何っ!受け止めただと!」
男は平然とした顔でこちらを見る。
あ、めっちゃイケメンだ。
インテリ系の腹黒そうな見た目だ。だが、しっかりと鍛えられており、細マッチョである。
レオに劣るとはいえ、完全に俺のタイプだ。
是非ともお近づきになりたい。
「ここにも黒髪・黒目の人間が?貴様が今代の勇者か?」
いいえ違います。貴方の王子様です。
「何のことだ?」
「ふん、しらばっくれるか。まぁ、良いだろう。貴様も殺してやる。」
ならば、こちらは貴様に殺し文句をいってやろう。
「俺のモノになれ!」
…。
「「「「……」」」」
…ま…間違えたー!
「…俺を殺せるかな?」
『『『『コイツ、言い直したー!!』』』』
くそっ!全員がこちらを白い目で見てやがる。
つい本音が出ちゃっただけだろ!?
「…何だかアイツ、私と同じ匂いがする…」
何だと?
黒髪・黒目の女か…。
同じ匂いとは何だ?日本人か?
「…言い間違えたのかどうかは知らんが、大人しく死んでもらう!」
うおっと!アブねぇ!あの女に気を取られて見てなかった!
何なんだアイツ!助けに来たのに邪魔しやがって!(※邪魔はされてません)
「よく避けたな。」
「今度はこちらから行くぞ!」
コイツ、さっきは全力の居合い斬りを受けても平然としていたからな。
単体型の魔法ならどうだ?
「くらえ!ヘルインフェルノ・バースト!」
激しい超高温の炎が男を包み込む。
「レオ!今のうちに彼女達を!」
「ああ!」
「させるかっ!」
何っ!効いてないだと!
俺の中でも最大の単体攻撃力を持つ魔法だぞ!?
「くそっ!ユーキ、すまねぇ!」
「いや、まさかあの魔法で足止めすら出来ないとは思わなかった。」
いや本当、普通ならチリも残さずに消し炭よ?
「…凄まじい威力の魔法だな。さすがに抜け出すのに手間取ったぞ。」
嘘だろ?手間取ったくらいなのかよ!?
「これ以上成長されたら面倒だな。この私が本気で相手してやろう!」
夜の営みのお相手だったらこちらも本気でお願いしたいのだがな。
まだ童貞で死ぬわけにはいかん!
男の体の色が蒼く変わり、額から禍々しい角が現れた。
これが魔族か…。
「この姿になったからには先程までの手加減はできんぞ。」
おいおい、マジかよ。本気でなかったとは思っていたが、手加減してたのかよ。
「くらえ。」
魔族が何の変哲もないパンチを放った。
だが、俺は防御する事も避ける事も出来なかった。
「ぐぅっ!」
「ユーキ!」「ユーキ兄さん!」「ユーキさん!」
何なんだ!全然見えねぇ…!
「しぶといな。これならどうだ?」
『ドン!!』
目の前が光ったと思ったら俺は爆発に巻き込まれていた。
「ぐわぁぁあっ!」
「ユーキー!!」「「キャァッ!!」」
爆発で吹き飛ばされて洞窟の壁に激突する。
痛ぇ…!
「まだ息があるか。」
「くそっ!大丈夫か!?ユーキ!!グランドクロス!」
「アサシンエッジ!」
「ユーキさん!しっかりしてっ!!神よ!癒しの奇蹟を!グランドヒール!」
「ぐぅぅぅ……ソフィ助かる…!」
痛みが少しずつ癒されていく…。
「しゃべらないで。かなりひどい状態だわ。」
「うわぁぁっ!」「キャァッ!」
っ!レオ!ミリィ!
「うるさい羽虫共だ。」
良かった!まだ生きてる!
「どけっ!」
「キャァッ!」
ソフィ!
「ぐぅっ!ソ…ソフィ…!」
良かった!ソフィは気を失っているだけだ!
「さぁ、とどめだ勇者よ!死ね!」
ヤバい、ヤバい、ヤバい、ヤバい!
「ユーキっ!ぐはっ!!!」
「…に…兄さん…!」
「レ…レオっ!」
レオが俺を庇って魔族の攻撃を受けた!
だが、その代償は大きい。
魔族の手がレオの腹部を貫通していた!
「レオーっ!!!」
くそっ!不味い!レオが死んじまう!
動けっ!動け、俺の身体!
「勇者を庇うか…。大人しく見ていれば見逃してやったものを。」
「…ユ…ユー…キ…。無事か…?」
しゃべるな、レオ!
「お前が…勇…者か…どうかは…知らねぇが…、今のうちに…逃げて…くれ…」
「俺の…命の恩人…だからな…。じゃあ…な…!」
「グランドクロス・バースト!」
「兄さんっ!それはパラディンの自爆技のっ!」
なん…だと…!
「やめろー!レオーっ!」
『ドカン!!』
レオと魔族が光に包まれて激しい爆発が起こった!
「レオーっ!」「兄さーんっ!」
爆発で巻き上がった土煙が晴れてくると、魔族が平然と立っている!
レオはっ?
「ふん、ただの犬死にの様だな。」
っ!…ふっざけんな!!
レオが犬死にだと!
「ふざ…けるな…!」
俺は神様に最強にしてくれと頼んだんだ…!
「残念だが、勇者が死ぬのが数分伸びただけだったな!」
これが最強なわけ無いだろ!まだ力を引き出せるハズだ!
そうだ!神様は才能を与えてくれたんだ!俺次第でまだ伸びるハズだろ!
「さぁ、犬死にした仲間の所にでも会ってくるんだな!死ね!」
こんな童貞のままで!レオと●●●するまで…!
俺は死ぬ訳にはいかんのだー!!
「ぬぉぉぉっ!」
「むっ!」
「おぉぉれぇぇのぉぉぉっ!俺の無限の性欲を嘗めるなーっ!」
「「「えっ?」」」
魔族や皆がポカーンとしてるが関係ない!
一度童貞のままで死んで、二度目も童貞のままで死ぬなんて悲し過ぎるじゃねぇか!!
俺の息子さんはまだ未使用のまま新品なんだぞ!
俺が大切に、大切に育てた息子さんを!
イケメンの●●●の穴にブチ込むまでは!
死んで…死んでたまるかーっ!!
俺の性欲よ!小宇宙並みに爆発しろー!
「うぉぉぉぉお!」
俺の身体からピンク色のオーラ?が立ち上る!
俺の両手がLGBTの文字を描く!
「な…何の動きだ!」
魔族が俺の奇妙な動きに若干引いているが気にしない!
「萌え上がれ!俺の性欲!セクマイ・流星拳!!」
俺の欲望にまみれたピンク色の拳が音速の壁を越える!
そして俺の拳が魔族の身体に突き刺さる!!
「吹き飛べぇーっ!」
「ぐわぁぁあっ!」
魔族が洞窟の壁に頭から上半身まで突き刺さった。
ピクリとも動かない。気を失ったか死んだのか…。
「ハァッハァッ!」
っ!レオっ!
「レオーっ!」
レオに駆け寄ったが息をしていない…。
くそーっ!まだだ!この謎のピンク色のオーラ?はきっと神の力?に違いない!
この俺の性欲で呼び覚ました神様の力をレオにブチ込むっ!
…大丈夫…?…うん。きっと大丈夫?だ!
確か、心臓が止まって3分以上脳に酸素が来ないと脳細胞が死ぬんだろ?
まだ3分経って無い…よね?…きっと経って無い!
戻ってこいっ!レオ!
ピンク色のオーラがレオを包み込む!
お腹に空いていた穴が塞がり、レオの顔色も赤みを帯びてきた!
…ついでにレオの息子さんも元気になってきた様だ!…ゴクリ…。
…俺の性欲が変な効果も上乗せしてしまったみたいだな…。
よし!息を吹き返したみたいだ!
…若干息が荒いようだが…、まぁ、元気なのは良いことだろう…?
あー、疲れた!
それもこれも、あそこで壁に突き刺さって尻を向けているイケメン魔族のせいだ!
…お尻を突き出してる魔族の…。
おほん!
な…ナニモカンガエテイマセンヨ…?
「兄さーん!ユーキ兄さーん!」
ミリィが顔を涙と鼻水でぐちゃぐちゃにして俺に飛び付いてきた!
おい!顔を俺の服で拭くな!
「ユーキ兄さんが無事でよがっだよー!兄さんもいぎじでるー!」
「よしよし、少し落ち着けよ、ミリィ。」
「うわーん!」
こりゃしばらくダメだな。
「う…う…ん…!ユーキさん!」
お!ソフィも意識を取り戻したみたいだ!
最初に出会った時も気を失ってたな、この子。
「ユーキさんが魔族を倒したんですか!」
「あぁ、皆のお陰でな!」
「ユーギ兄ざんずごがっだー!」
ミリィ、もうなに言ってるのかわからんぞ?
「あぁ…本当に良かったです…。」
「ソフィも無事で良かった!」
二人と話していると横から声が聞こえた。
「あの…」
ん?
「「ありがとうございました!」」
あ!王女様達のこと忘れてた!
「勇者様凄かったです!ピンク色に光って爆発したと思ったら魔族さんをやっつけるなんて!」
魔族さんて…王女様…。
「お名前を教えていただいてもよろしいですか!?」
「あ、あぁ…ユーキだ。」
ぐいぐい来るな、この子。
この子、王女様なんだろ?大丈夫なの?この国。
「ユーキ様…!」
本当に大丈夫だよね?
「いてて…」
お!レオの意識が戻ったな!
「レオ!無事か?」
「あれ?俺は確か自爆技使ったハズなんだけど…?何で生きてるんだ?」
「運が良かったんじゃないのか?」
「ユーキ!魔族は!?」
「あぁ、あそこの壁に突き刺さってる。」
「おぉ…何であんな刺さり方してるかわからんが、倒した様だな!」
「あぁ!」
「やったな!…ところで、何で俺の息子が超元気なんだ?」
「…知らん!」
すまん!レオ!あの時はああするしか無かったんだ!
「まあ生きてるだけで上々だな。」
「そろそろ王都に帰るか。」
もう疲れたぜ!
「そうだな!」
あ!そうだ!
「皆、先に行っててくれ!俺はこの魔族を確認してから行く!」
「おい!大丈夫なのか?」
「あぁ。それに気を取り戻しても、また叩きのめすよ。」
「そう言うなら良いか…。じゃあ王女様、皆!王都に戻りましょう!」
よしよし、皆出ていったな…。
…
……
「おいおい、その魔族を連れていくのか!?」
「あぁ。洗いざらい吐いてもらう。そしてその後は俺の世話係にするがな。」
俺は魔族を捕縛して王都につれ戻っている。
「てか、何でユーキそんなに悟りを開いた賢者の様な表情をしてるんだ?」
「いや、争いは何も生まないなぁって思ってな!」
「はあ?よくわからん!」
「あ!ユーキさん!皆さん!」
お!アーネじゃないか。
「皆さん無事で良かった!」
ふう、やっと日常が戻ってきたみたいだな…!
何事も平和が一番だな!うん!
ラブ アンド ピースだ!
後はエピローグで一応完結です!




