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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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夢幻 一

目が覚めるとそこは、見覚えのある土地で。

見た事がある様で、絶対に無いとも言い切れる、そんな不思議な。

普通の公園、普通のビル、普通の空。

それでも、何かが普通でなくて。

人もいる。動物もいる。車も通ってる。

場所は分からないけど、確かに、僕のいた所に、よく似ている。

でも、何かが違う。

絶対に違う。

とにかく歩き回る。

見た様な裏道。

ありがちな住宅街。

普通のデパート。

本当に、どこにでもある景色。

自分の家すらあるけど、違う。

ふと、目を閉じて、考えてみる。

ひらめいて、目を開けると、自分のベッドだった。

そうか。

君がいなかったんだ。

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