表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
PR
80/201

霊(たま)

生きるとは。

存在する事でも、継続する事でもない。

日本には、言霊や曲霊、神、妖怪という言葉がある。

言霊は、言葉が持つ力を存在として仮定した物。

力を持つ言葉は生きている。

古い言葉、例えば「畢竟時勢遅れという感じ」などと言ったところで、今の若い人間は何も感じない。

つまり、若い人間にとって、古い言葉は力の無い言葉。

力を衰えさせている言葉は、言霊を失いつつあるという事。

言霊が無くなるという事は、言葉が死んだという事。

曲霊は、音楽が持つ力を存在として仮定した物。

古い音楽、三味線など聞いても、今の若い人間は感動しない。

若い人間にとって、古い音楽は力の無い音楽。

力を衰えさせている音楽は、曲霊を失いつつあるという事。

曲霊が無くなるという事は、音楽が死んだという事。

神は、あらゆる物が持つ属性を、信仰の対象として仮定した物。

妖怪は、あらゆる物が持つ属性を、恐怖、畏怖の対象として仮定した物。

その存在が信じる者は、生活、行動に影響を受ける。

人間が信仰しなくなれば、神は死に、その力も失う。

人間が恐怖、畏怖しなくなれば、妖怪は死に、その力も失う。

生きるとは、人、物に影響を与える事、その力を持つ事。

自分以外の何かを変える事を諦めた者は、死んでいるも同じ。

それは、決して、悪ではないけれど。

影響を与える、その為の力を持つ者は、生き、霊を宿している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ