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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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幻想夢想

定められた少女達は空の彼方を目指し翔び。

館に封じられたまま野を望みの霧で埋める。

咲き乱れる花に重ね浮かばぬ者に思い馳せ。

闇夜照らす月を眺め終わらぬ夜に異形舞う。


人に忘れ去られ。

力失くし消える旧き神は。

信を乞う。


土の壁に隔てた、者達は眠らない。

奪われた光を渇望して今は。

己の爪を磨いてただ座る。


今、長い時を経て姿をあらわした船の客らは。

大きな流れを生む。


結界の中終わらぬ箱庭を。

終わらせぬため、駆け行く。

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