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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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72/201

新年早々

年明けして、新年早々さ。

ずっと外にも出ないで、キーボードに指を走らせて。

何も生まない、何も創らない。

紙挟みを開き、矢印を転がし、羅針盤を眺め、狐を操り、住所を打ち込む。

これに、何の意味があるだろう?

少しか、努力はするかも知れない。

でも、その努力すら徒労で。

何も生まない、何も創らない。

一年の始めから、ただ時間をすり潰し、見逃し、押し流す。

これに、何の意味があるだろう?

僅かに、人と繋がるかも知れない。

でも、その繋がりは幻で。

何も生まない、何も創らない。

何も感じず、字を打ち、送り、返りを待つ。

これに、何の意味があるだろう?

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