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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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星間旅行

そっと家を抜け出して。

ごろんと寝転がる、夜遅く。

炎も電気も、全部眠っちゃったみたいで。

お月様も出掛けちゃった空。

星だけが、キラキラと輝いてる。


こんな日は、ごろんと体を投げ出して。

心と目だけ、星間旅行。

六分儀と羅針盤で、夜空の航路を探して。

友に見送られ、一角獣に乗り、オリオンの案内の元へ。

河を越え、雄牛と牡羊とすれ違って。

魚のしっぽの紐を横切りながら、ペガサスの背を撫でたりも。


もう時間だ、行きたいところはたくさんあるのに。

きっと、明日も、星間旅行。

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