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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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委任

電車に乗ると、思う。

よくも、これだけの安い値段で、自分の命を預けられるものだ。

事故や事件でも起ころうものなら、自力では、どうしようもない。

どうして、みな、平気な顔で、スマホなど見ていられるのだろう。

気にしても無駄だから?

それなら、確かに気にするだけ時間の無駄かも知れない。

それでも、どうして少しも、恐れる心が無いのだろう。

私は、自分の命は、消える時は消えるものと、割り切っているから。

全員が同じ考えではないだろう。

なぜ。

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