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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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27/201

非現実的な

いつもいつも。

仲よさそうにしてる人たちを。

遠くから眺めながら、一人で家に帰る。

モニターの電源を入れ、ゲージを待つ日々。

顔も見えない人たちとの友情を感じて。

渇きを癒してるのか、より渇いていくのかも、わからない。


いつもいつも。

楽しそうにしてる人たちを。

横目で流しながら、一人で部屋に篭る。

栞の務めを解雇し、文字を追う日々。

顔も知らない人たちを追体験して。

豊かになってるのか、豊かさを捨てるのかも、わからない。


こうして、ちまちま文を書いている間も。

何かを失ってるのかもしれない。

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