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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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25/201

嫌い

褒められるのは、嫌い。

何を言われても、無碍に流してしまう。

どうして、人は人をぞんざいに讃えるんだろう。


謝られるのは、嫌い。

何を言われても、何があっても許してしまう。

謝られると、こちらが申し訳無い気になる。


許されるのは、嫌い。

何を言われても、温情に頼った気になる。

許すなら、始めから怒らなければいいのに。


蔑まれるのは、嫌い。

何を言われても、自分が悪い気になる。

蔑まれるだけの汚点が、自分にあるんだ。


嫉まれるのは、嫌い。

何を言われても、軽蔑しか浮かばない。

嫉む前に、自分の武器の使い方を学べばいい。


愛されるのは、嫌い。

何を言われても、喜びと同じだけ恐い。

いつかその愛が無くなるかもしれないと、恐くなる。

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