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無貌の衆  作者: 彼岸花虚実
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24/201

主命

「あなたの為に死んでくれた生き物の分まで、

生きなきゃダメだよ」

「あなたまで続いてきた血を、

繋いでいかないとね」

本当にそうなの?

自分の人生、自分のために生きて、いいじゃん。

命が繋がってる、なんて、幻。

私が食べた生き物は、いつか必ず死んでた。

生き物は、もっと大きな流れの一部。

私一人で、どうこうなるものじゃない。

血だってそう。

もっと大きな流れの、一部を切り取っただけ。

みんな平等、大人はそう言う。

なら、血に縛られなくたって、いいじゃん。

私は、私の生きたいように生きて、いいと思う。

楽しいことやって。

なりたいものになって。

学びたいこと学んで。

運命の人と一緒になって。

そのままおばあちゃんになって。

死にたいように、死んでいく。

それでいいじゃん。

私の人生なんだから。

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