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教会生活1日目

どうも、なんとか仕事前に終わりました(-_-;)


でも何でしょうか。

今までだとここら辺で心に余裕がなくなってくるのですが、今はそんなことありません。

むしろすごくいい気分です。

そして、また続きを家に帰ったら書きたくなります!

だんだんと……自分の作品が好きになっていっているような気がします(^^♪


これからも頑張りますよ!

それでは本編どうぞ

【      ☆      】


「ん……」


 窓から差し込む眩しい光。

 もう朝か。


「……」


 我は布団の中をそっと覗く。

 よく見てみると、思ったよりこいつは毛深い。

 そのせいもあってか、昨日はだいぶ熟睡することができた。

 ……まだこの犬耳少女は、スース―と寝息を立てている。


「おい」


「……」


「おい、起きろ、流石に横にはなれてもこれでは起き上がれないではないか!」


「……!」


 ピクッと反応し、犬耳少女は我から離れてベッドから起き上がる。


「やっと、離れたか……」


 我は辺りを見回す。

 マーメイは寝ているようだが、淳介とウィズの姿がない。

 随分と早起きだな。

 いつもだったら、我の方が先に起きて武器の手入れをしていたような気がするが……。

 まぁ気にすることでもないだろう。

 我はいつも通りの一日を過ごすまでだ。

 そう思って、我は腰の銃と剣を取り出そうとした時だった。


「ん?」


 犬耳少女が、我の手を取り、見つめる。

 我の武器が物珍しいのかと最初は思ったが、初対面の出来事もあって、嫌な予感がした。

 ニッコリと笑うと、ぐいっとその手が引っ張る。

 昨日からもずっと思っているが、この身体でこの腕力、獣人とはこれほど力がある種族なのか。


「わかったわかった、ついていくからそんな引っ張るな!」


 ニヒッと、犬耳少女は歯を見せて笑う。

 そして、連れていかれるがまま、我は引っ張る力に身を任せた。



 部屋を出て、教会の館内に入った瞬間、その毛深い足は止まった。


「ふぅ……一体何だというのだ、我をこんなところまで連れてきて」


 犬耳少女は、教会のステンドガラスを指さす。


「……? あれがどうしたというのだ?」


 連れてきておいて伝えたいことがわからないこの状況。

 というかなぜこの犬耳は喋らないのだ。

 などと、疑問を持っていると、犬耳少女が教会のステンドガラスから日の光が当たる場所まで歩いていくと、その場に片足をついた。

 ……我の顔を見て、目を輝かせる。


「我もやれ、と?」


 コクコクとその犬耳と尾を振りながら、頷く。


「じょ、冗談じゃない! 悪魔である我がなぜ神に跪かなければならないのだ!」


 そう言った瞬間、耳が垂れ、我を見ながらうるうるとする犬耳。


「そ、そんな顔してもダメなものはダメだ! この悪魔である我が……」


「……」


「じ、地獄の番人マスティマと異名高い、わ、我が……」


「……」


「神に……屈する……な、など……」









 片足をつき、両手を合わせる。

 しばらくそうしていると、犬や猫たちがいつの間にかステンドカラスから差し込む光の前に集っていた。

 どうやら、彼女とその他犬や猫たちは、朝一番に祈りを捧げることが起きて最初に行うことのようだ。

 ……いや、これは違う。

 我は、決して神に屈してなどいない。

 これはそう……そうだ。

 元から我は堕天使だからな。

 最初から悪魔ではなかったのだ。

 だから、少しくらい神に跪いても……。


「っおぉ!?」


 また今度は、手首を掴まれて引っ張られる。


「ま、待て、こんな屈辱をさせておいて今度はどこへ連れていくつもりだ!」


 ズルズルと犬耳少女は我を引きずっていく。

 部屋とは反対方向の扉ということは、向こう側にある食堂だろうか。

 そういえば、いい香りが漂っている。

 焼けたばかりのパンの匂い。

 それに、燻したようなこれは……魚、だろうか。


 ぐぅ~。


「あ……」


 この音は、我の腹からだ。


「……」


 こっちを振り返り、ニコッと少女は笑う。

 恐らく、彼女の聴力では確実に聞こえていただろう。

 しかし、同時に。


 ぐぅ~。ぐきゅるぅ~。


 もっと大きな腹の虫が、我にも聞こえるように鳴り響いた。


「ぷっ……はははははははは!!」


 どうやら、腹を空かせていたのはあっちの方もだったようだ。


「これで、おあいこだな?」


 少し恥ずかしそうにする彼女は、我の手首をもう一度ぐいっと引っ張る。


「そんなに引っ張るな、飯は逃げたりしないぞ?」


 つられるようにして、犬や猫たちが我らの後についていく。

 ……そういえば、手を繋ぐのを許したのはこいつが初めてだ。

 今まで、ウィズにも淳介にもしたことはない。

 なんだろうこの感覚は……。

 まるで、小さい子供にわがまま無鉄砲に付き合わされている気分。

 しかし、特に悪い気分ではない。

 むしろ、いい気分に思えた。


「まさか……いや、そんな……」


「?」


 犬耳少女は立ち止まり、首を傾げる。

 我はあの時……ダニーの墓で覚悟したはずだ。

 この命を、ウィズと淳介のために使うと。

 なのに、揺らいでいるとでもいうのか。

 この世界で……忌み嫌われている悪魔として、共存できるなどと甘い考えを抱いているというのか。

 そんなこと、出来るわけないのだ。

 我は……我は……。


「っ!」


「っお、おぉ!?」


 より一層、強い力で我の身体が引っ張られる。


「わ、わかったわかった、立ち止まって悪かったからそう引っ張るな!」





 考える暇もなく、我は引きずられるように食堂へ向かった。

 中に入ると、ウィズと淳介がルズと一緒に何かしているのが見えた。

 ずっと姿が見えなかったが、ここにいたのか。

 ……一体何をしていたのだろうか。

見え隠れするマスティマの心……。

すごく心配です(・_・;)


それでは、また次回に。

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