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アイドルとバイト 3



「ねえねえねえ!!ルナ!!

あんたの居酒屋TUNESのリウの行きつけなんでしょ!次いつ来るのよ!」



大学の授業終わり、友達である遥が話しかけてくる。

TUNESの大ファンで特にメインダンサーのイツキが好きな追っかけである。



ルナは適当にあしらうが、遥は目をキラキラさせたまま返事を待っている。



「実は私が帰った後に来てるっぽいんだよね。

だから私は会ったことないのよ。」


「え〜なーんだ。そこでバイトでもしようと思ったのに。ね、無理言って私も合わせてくれないかな?」


「私も会えないんだから無理だよ」



なんて適当に言うが遥は諦めていない様子でどうしたら会えるのか考えていた。


他の人にも話しかけられて、うんざりしていると店長から連絡が来て再びうんざりする。


そういえば今日はリウが言っていたオンエアの日だと思い出しため息が出る。


「あ、店長もTUNESのファン?誰推しなんだろ〜。

おじさんだけど意外と好きそうだよね。」


「あぁ、なんかTUNES来てからファンになったって言ってた。」



バラエティの予告と同時に「放送が19時からだから、18時30分に来てね」ときている。その文章を読んで遥は不思議そうに「店長と一緒にテレビ見るの?不思議なバイトだね」と、呟く。



「本当にそう思う。」


ルナは憂鬱な気分になりながら「じゃバイトだから…」と、重い足取りでバイト先に向かった。



向かう途中TUNESと調べ、公式サイトを見ているとリウのプロフィールを見つけた。



【リウ】

・東京都出身

・2003年6月19日産まれ

・ハマっていること【行きつけの居酒屋バイトの子と話すこと】

・好きな物【行きつけの居酒屋の唐揚げ】

・最後に一言【みんな大好きだよ〜】



「…やってんな」



【行きつけの居酒屋】が嫌でもバイト先ということが分かる。あーヤダヤダと独り言を呟きながら電車に揺られてバイト先へ向かった。



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