第487話
「ハァッハァッハァッ!クソ!クソクソクソッ!
この俺様が臆するなんてあっちゃならねえ!
一体どうしちまったんだよ…俺様のスキル野生の勘はよぉ!悪寒や鳥肌がさっきからずっと止まらねえじゃねえか!!相手はランキング2位や3位とかのグランドマスターや、オババじゃねえんだぜ!」
森に逃げ込みそれでもまだ得体の知れない恐怖や悪寒が止まらないランキング4位、サバンナタイガー。
その姿は体躯に似合わず今は一回り小さく見える…
もっと…もっと遠くへ逃げなきゃ…
…
「いや、その勘案外と当たってるかもよ。」
「うおっ!て、テメェ!いつの間に俺様の背後にいやがった!」
「さっきからいたよ。」
俺は親切に闇討ちせず声をかけてあげた。
スキル次元掌握で位置を捕捉し、認識阻害も使い背後へ転移してきていた。
「…っ!!?あ、相変わらず得体が知れねえ気味が悪いやろうだぜ!デブの癖によ!」
慌てて俺から距離をとるサバンナタイガー
「デブは関係無いんじゃない?
まあ女性を犯す、畜生の獣風情に何を言われても、ただ負け犬が吠えてるとしか思えないけどねwww」
「て、テンメー!!許さねえ!もう許さねえ!
奥義を使い殺してやる!!!
俺様のスキル野生の勘は間違いだったと正してやるぜっ!!」
「許さないのは俺のほうだよ。先輩部隊員とその娘さんを嬲り、犯し殺したくせに。あと俺のはじめての友達もな。お前は俺が嬲り殺すと決めている。諦めろ。今からお前が行くべき場所は死を願いたくなる地獄だ。そこへは俺がいざなおう。」
「魔導具頼りのクソ雑魚がっ!!奥義獣人化!!!」
サバンナタイガーの身体が一気に膨れあがり、全身毛で覆われはじめた。
「それで百獣の王のつもりか?滑稽だな。にゃんこwww」
俺は変身を待っている間タバコを咥える。
「ガルルルルルルルっ!!殺す!殺す!皇族家の秘宝だがなんだが知らねえがテメェの魔導具を上回る魔力の攻撃で諸共引き裂いてやる!!!」
「あっそ。てか俺魔導具とか最初持ってないんだわwww知らんかったん?www」
本当に元から持ってない。
デブがある程度戦えるとみんな魔導具って思うんだろうね。
デブは弱者と世界共通だからね。
「ほざけっ!!!双虎王爪っ!!!」
獣人化したサバンナタイガーが、赤い魔力を帯びた大きな爪で上から振り下ろしてきた。
先程Aクラスの教室で折った片爪、生え変わるのはやくね?
まあいいや。
そんなわけでX斬りみたく赤い爪を俺へ振り下ろしてきた…
が…
バキンッ!!!
甲高い音が響く。
俺はサバンナタイガーの頭を片手で掴みながら咥えているタバコに火をつけた。
火は指と指の空気を圧縮し摩擦で付けた。
熱くなれ熱くなれ…と思いながら…。
すると漆黒顕現が反応しタバコの先端が黒い火種となる。
「スー、フー。ほら。にゃんこの爪やっぱり全部折れた。よわwww
って、俺からは部隊員の先輩から頂戴したタバコの火をお前にプレゼントしてやるよ。」
俺はサバンナタイガーの目にタバコの火種を押し付けた。
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