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不知火戦奇  作者: tsuru hiroki
44/210

次回予告

華やかな祭礼の陰で、

悪兵衛達は巨大な狗族を斃した。

揺るがぬ仲間への信頼と、

侍としての矜持が闘う原動力であった。

立ち上がれぬほどの負傷をした身体に

桔梗の手の温もりが伝わる。

狗族と人間の繋がり、そこに思いを

至らせる事はまだ出来ない。



---

次回


遠く遠征にも、激しい戦闘にも、

隊士達には帰る場所がある。

不知火屯所はみなの寄る辺であった。


侍を助ける本閥戦闘支援随行兵獣、

通称「随獣」。

ある日悪兵衛は一頭の幼い麒麟と出会う。

頑なであった小さき者はやがて

人の温かみを知る。


失くした愛する者を思う気持ちが

悪兵衛を優しくさせるのか。

激しく燃える憎しみの炎の

裏返しなのか。

本当の事を知るのは幼い随獣だけかも

しれない。


我らを救ったものどもの仔だ。何より大切なものだ。


「閑話 三」

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