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コウの物語  作者: パルス


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40/67

第41話「門へ向かう道」



 夕方。


 リース村。


 販売はかなり落ち着いていた。


 葉包み。


 竹皿。


 壺。


 少しずつ片付けていく。


「結構売れたな」


「あの痺れるの、

 かなり人気でしたね」


 リリアが山椒壺を見る。


 今日は、

 普通干し肉へ後掛けした分まで売れた。


 以前なら考えられなかった。


 その横。


 シノはリアカー下で伸びていた。


 今日はずっと子供達に遊ばれていた。


 かなり疲れている。


 だが。


 尻尾だけは時々動く。


 近くの子供が少し笑う。


「寝てる」


「動いた」


 シノは薄く目を開ける。


 だが。


 またすぐ丸くなった。


 その時。


 ガルドがまた近付いてくる。


 視線は塩漬け魚だった。


「……1つくれ」


 コウが少し笑う。


「試すのか?」


「ああ」


「パン入れてみる」


 かなり真面目な顔だった。


「6ルクだぞ?」


「高ぇな……」


 ガルドは少し笑う。


 だが。


「でも多分うまい」


 かなり本気だった。


 周囲の村人も少し反応する。


「そんな変わるのか?」


 ガルドは即答する。


「絶対うまい」


 コウも少し笑う。


 葉包みを渡す。


 これで塩漬け魚Aは無くなった。


 その後。


 ロイド達も近付いてくる。


 ロイドがリアカーを見る。


「結構減ったな」


「ああ」


 以前より、

 売れる量がかなり増えている。


 その時。


 コウが先に口を開く。


「明日、

 フェルド行くんだけど」


「ルナ空いてるか?」


 ロイドが少し驚く。


「……行くのか?」


「ああ」


「最近、

 塩ほんと減るんだよな」


 塩。


 粉塩。


 塩漬け魚。


 以前より、

 塩を使う場面自体がかなり増えていた。


 ロイドは少し安心したように息を吐く。


「正直助かる」


「今、

 町行ってくれる奴足りねぇ」


 最近。


 運送。


 レンタル。


 共同利用。


 かなり増えていた。


 ベルクも腕を組む。


「村ん中だけなら、

 リアカーだけでも回るんだけどな」


「町に行くなら、

 やっぱ馬あると楽だ」


 ロイドも頷く。


「最近ほんと回ってる」


「馬も減るし、

 人も足りねぇ」


 以前より、

 共同輸送の割合もかなり増えていた。


 その後。


 ロイドは木材側を見る。


「なら、

 木材頼めるか?」


「ああ」


 コウも頷く。


 今回は木材40予定。


 最近。


 フェルド側でも木材需要がかなり増えていた。


 補修。


 荷台。


 増築。


 色々な場所で使われ始めている。


 その時。


 ロイドが思い出したように口を開く。


「あと、

 ウサギ集まったぞ」


 ベルクが後ろから持ってくる。


 ウサギ3匹。


「今日入った分だ」


 最近は、

 村側から回ってくる事も増えていた。


 コウは軽く状態を見る。


「悪くないな」


「1匹2ルクでいいか?」


「ああ」


 コウは6ルク渡す。


 さらに。


 ベルクも頷く。


「最近かなり動く」


「持ってけば売れる」


 さらに。


 エミルも口を開く。


「荷台作る奴も増えた」


「最近、

 真似したようなの増えてるしな」


 町側でも、

 コウ達の荷車を見た連中が、

 似たような物を作り始めていた。


 ただ。


 まだ馬へ繋げられる物は少ない。


 さらに。


 荷崩れ防止もかなり甘い。


 後ろ側を上げる構造が作れず、

 荷台後ろが開きっぱなしの物も多かった。


「結局、

 手押し荷車の延長なんだよな」


 ベルクが少し笑う。


 さらに。


「荷崩してる奴結構いるぞ」


 エミルも苦笑する。


「しかも、

 グレン工房のせいにされかけたしな」


「注意文まで来た」


 コウも少し驚く。


「来たのか」


「ああ。

 “危険だから改善しろ”って」


「いや、

 うちのじゃねぇしって話だ」


 周囲も少し笑う。


 ただ。


 それだけ、

 町側でも広がり始めているという事だった。


 その後。


 ロイドが依頼用ルク袋を出す。


「塩と釘分」


 コウが受け取る。


「帰り、

 塩50頼みたい」


「あと釘100」


 釘は今回初。


 エミルが補足する。


「南通り側な」


「木箱積んでる鍛冶屋」


「俺の名前出せば分かる」


「分かった」


「細すぎるのはやめろよ」


「荷台用だからな」


「ああ」


 その後。


 ロイドは少し考える。


「じゃあ明日、

 グレンのとこに直接持ってく」


「荷物は揃えとくわ」


 コウも頷く。


「ああ。

 分かった」


 その横。


 シノはまだリアカー下で丸くなっていた。


 だが。


 ルク袋の音で少しだけ顔を上げる。


 それから。


 またすぐ伏せる。


 ベルクが少し笑う。


「ほんと疲れてんな」


「あれだけ遊ばれてたからな」


 コウも少し笑った。


 その後。


 片付け終了。


 葉包み。


 壺。


 竹皿。


 吊るせる君。


 少しずつリアカーへ戻していく。


 最近は、

 片付ける量自体もかなり増えていた。


 やがて。


 リアカー出発。


 夕方森道。


 西日。


 長い影。


 シノは最初歩いていた。


 だが。


 途中からかなり眠そうになる。


 欠伸。


 時々ふらつく。


 リリアが少し笑う。


「かなり限界ですね」


「ああ」


 子供達にかなり構われていた。


 その後。


 シノはリアカー横へ寄る。


 時々荷へ前脚を掛ける。


 完全に眠そうだった。


 コウは少し笑う。


「乗るか?」


 シノは少し尻尾を振る。


 コウは荷物の隙間を少し空ける。


 シノはよろよろ登る。


 それから。


 丸くなった。


 数秒後には、

 もう寝ていた。


「早いですね」


「限界だったんだろ」


 リアカーはゆっくり森道を進む。


 木輪の音。


 虫の声。


 夕方の風。


 やがて。


 森拠点へ戻ってくる。


 焚火跡。


 夕方の森は少し冷え始めていた。


 その後。


 リアカー荷下ろし。


 薬草。


 塩。


 紐。


 売れ残り。


 壺類。


 最近は、

 持ち帰る物自体もかなり増えていた。


 リリアも荷を整理していく。


「葉も結構減りましたね」


「ああ」


 最近は、

 包む量自体がかなり増えている。


 その後。


 コウは先にウサギ処理へ入る。


 今日受け取った3匹。


 まだ新しい。


 毛皮。


 骨。


 肉。


 かなり慣れた手付きで解体していく。


 その横。


 リリアも葉を準備していた。


「今日かなり増えますね」


「ああ」


 細く切る。


 普通干し肉加工。


 塩は使わない。


 最近は、

 普通干し肉側の回転もかなり良かった。


 吊るせる君へ追加。


 かなり量が増える。


「……増えたな」


 今日朝作った分と合わせると、

 かなりの量になっていた。


 その横。


 シノはまだ寝ていた。


 荷台上。


 丸くなったまま動かない。


 かなり深く寝ている。


 リリアが少し笑う。


「ほんと限界だったんですね」


「ああ」


 コウも少し笑う。


「今日はずっと遊ばれてたからな」


 その後。


 先にシノへ干し肉。


 匂いで少し起きる。


 眠そうなまま食べる。


 尻尾だけは動いていた。


 食べ終わると、

 またすぐ丸くなる。


 かなり眠いらしい。


 その後。


 焚火準備。


 鍋準備。


 今日は残っていた葉包み干し肉を使う。


 さらに。


 塩漬け魚Bを1匹鍋へ入れる。


 鍋へ落ちる魚。


 塩。


 魚油。


 かなり強い匂いが出る。


 リリアも鍋を覗く。


「やっぱり汁出ますね」


「ああ」


 以前より、

 かなり味が安定してきていた。


 コウ側だけ、

 少し唐辛子粉を追加する。


 赤い粉。


 最近は、

 粉運用もかなり自然になってきていた。


 その後。


 食事。


 焚火横。


 静かな森。


 シノはすでに寝始めている。


 時々耳だけ動く。


 その後。


 在庫整理。


 干し肉確認。


 加工中確認。


 乾燥確認。


 吊るせる君には、

 かなりの量が掛かっていた。


「……増えたな」


 少し前なら、

 数日分で消えていた。


 今は違う。


 保存へ回る。


 販売へ回る。


 リリアも葉束を見る。


「また葉取りに行かないとですね」


「ああ」


 最近は、

 葉もかなり重要になっていた。


 さらに。


 翌日準備。


 粉壺。


 水袋。


 販売物。


 荷整理。


 干し肉は肩掛けカバン。


 葉予備は背負いカバン。


 最近は、

 町行き準備もかなり慣れてきている。


 その時。


 コウがふと鉄板を見る。


 本来。


 販売台代わりに持って行くつもりだった。


 だが。


 結局使わなかった。


「今日使わなかったな」


 コウが少し笑う。


 リリアも少し笑った。


「重いですしね」


「ああ」


 町へ持って行く予定は無い。


 ただ。


 今後、

 焼き物へ使う可能性はまだ残っている。


 焚火。


 静かな森。


 シノも近くで丸くなっていた。


 明日はフェルド。


 最近は、

 町へ行く事自体が、

 かなり日常になり始めていた。


PL(第41話終了時)


通常収支


項目増減

開始114ルク


販売


項目数量収入

塩漬け魚1匹+6ルク


購入


項目数量支出

ウサギ3匹-6ルク


合計


項目増減

収入合計+6ルク

支出合計-6ルク

終了114ルク


⸻


食料変動


普通干し肉(葉包み)


* シノ夕食 -1

* コウ夕食 -1

* リリア夕食 -1

* 残1


普通干し肉加工中


* 朝加工 +10

* ウサギ3匹加工 +15

* 合計25


塩漬け魚A


* ガルド販売 -1

* 消滅


塩漬け魚B


* 夜食消費 -1

* 残7


⸻


粉消費


唐辛子粉


* 夜食使用 -1

* 残30


⸻


BL(第41話終了時)


武器


コウ携帯


* 鉄製ナイフ×1


リリア携帯


* 鉄製ナイフ×1


森拠点保管


* 剣×1

* 木槍×1

* ショベル×1

* ツルハシ×1

* 斧×1

* ナタ×1


⸻


道具


コウ携帯


* 革手袋×1

* 革靴×1

* 水筒×1

* ルク袋×1

* 背負いカバン×1

* 肩掛けカバン×1


リリア携帯


* 革手袋×1

* 革靴×1

* 葉用カバン×1

* 採取袋×1

* 水筒×1

* 普通カバン×1


森拠点保管


* ロープ×2

* 紐×15

* 塩×30(中壺)


⸻


馬用品・運搬


森拠点配置


* リアカー×1

* 一輪車×1


グレン工房預かり


* ルナ×1


リアカー常備


* 木箱(大)×1(馬用品保管)

* 木箱(小)×1

* 水袋(小)×2

* 水桶(大)×2

* ブラシ×1

* 蹄掃除具×1

* 飼葉枡×1

* ロープ×1

* 葉包み用葉

* 荷積み用板

* 予備袋類


リアカー本体固定


* 縄×2


フリー縄


* 縄×3


⸻


吊るし構成


吊るせる君×4組


* 柱×8

* 細縄×4


⸻


魚関連


魚罠


* 稼働中×2

* 交換用×2

* 予備×1


簡易生簀


* 魚×6


⸻


食料


完成品


* 普通干し肉(葉包み)×1

* 塩干し肉(葉包み)×6


普通干し肉加工中


* 25


塩漬け魚


* 7


⸻


素材・薬品


森拠点保管


* 薬草×52

* 山椒×65

* 唐辛子×0


葉管理


* クルム葉 多数


⸻


粉類


山椒粉


* 19(小壺)


唐辛子粉


* 30(小壺)


粉塩


* 21(小壺)


⸻


すり鉢


* 山椒用×1

* 唐辛子用×1

* 塩用×1

* 小型すり鉢×1(予備)


⸻


容器・収納


森拠点保管


* 木箱(大)×1

* 木箱(小)×1


⸻


木材保管


* 長丸太×12(乾燥中)

* 薪 多数

* 枝材 多数

* 細枝 多数

* 竹 多数

* 網用細竹 作成中


⸻


布・寝具


森拠点保管


* 厚手の布×2

* 干し草×2

* 簡易ベッド×2

* 棚×1

* 鉄板×1

* 中鍋×1

* 古い大鍋×1

* 小鍋×2

* 竹食器2人分

* 犬用竹皿×1

* 子犬用寝床×1


⸻


設置・稼働


* 動物罠×5(設置中)

* 簡易生簀×1(稼働中)


⸻


同行・管理対象


* リリア×1

* ルナ×1(グレン工房預かり)

* シノ×1(子犬・保護中)


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