園遊会壱
「ねぇそろそろ園遊会があるから準備しないとね」
そう言うと紅蘭は園遊会で着るであろう衣装を用意していた
もう秋だったなと思う桜華は
「いつだっけ園遊会」
「明後日だよ桜華、今回が初めての園遊会だね」
「ええ、知ってはいますが出るのは初めてです」
「そうよね、今回出席するのは四夫人、帝、七星、十二神将、など様々なお偉いさんが集まるの」
「とゆうことは真我も来るの?」
桜華は少し嫌そうに問い掛ける
「そうね、真我様も出られるわ、でもなぜそんなことを聞くの」
「私、少しね真我が苦手なの」
「そうなんだ、でも会わなけばいいと言いたいけれど、私達牡丹妃の侍女だから会おうと思うよ」
「そうか、その時はその時として割り切るしかないか」
そんな会話をしてから、日が進み園遊会当日の早朝
「今日は園遊会当日だね」
と言うのは紅蘭である
既に彼女は今回侍女たちが着る衣装を着て、化粧まですましている。
眠そうに
「そうね」
と言う桜華は着てはいるが化粧はしていないどころか目にクマなど暗く見える
「みんな今日はいつも以上に頑張っていきましょうね」
と言うのは牡丹妃であり、煌びやか衣装に身を包み結われた千歳緑(暗い灰みの緑)の髪に二つの花簪、銀の笄に絹の玉飾りと翡翠の玉飾りを、衣装は緑を基調とした落ち着いた感じになっており、袖には銀糸の刺繍が施されている。
「あっそうだ私の侍女たちだから印をつけておかないとね」
そう言うと小箱を取り出し、侍女たちにそれぞれ、飾りをつける、どの飾りも翡翠が埋め込まれている
「いいのですか」
「いいのよ、あなたは私の侍女なのだからね」
「ありがとうございます」
「さぁお化粧しましょう」
と目を光らせている侍女達に捕まる桜華
「あのちょと、落ち着いて」
「可愛くなっていらっしゃい」
とほほ笑む牡丹妃
「さぁまずは顔を拭いて香油を塗りましょうね」
と顔を拭かれる桜華
「あら、あなた......」
「それでは白躑躅妃、後ほど園遊会でお会いしましょう」
と天女如くの笑顔で言うのは玄黄である。
「はい。玄黄さま」
と恋したオトメの顔で返事をした白躑躅妃
「次は貴妃か」
と嬉しそうに確認する
「ええそうですとも」
と曹琳は返事を返す。
顔がにやけている、お気に入りがいるから仕方ないなと思う曹琳であった
「ご機嫌よう牡丹妃」
「ええ、ご機嫌よう玄黄」
「牡丹妃は本当にお美しい、緑の衣もとてもお似合いになる。」
「どうも、ありがとう」
「さて、公主の様子はどうかな」
と楊鈴が抱いている子を見に行く
「ごきげんよう、玄黄さま」
「............ああ桜華か、一瞬誰だか分からかった、お前化粧したのか」
「していませんよ」
「目のくまなどが消えているぞ、化粧をしたんだろう」
「していません、化粧を落としたから消えているのです」
玄黄は不思議そうに首を傾げる
「私が不健康そうな顔をしていたのは化粧です、だから普段玄黄さまが見ていたのは化粧した後の私です、何も化粧は綺麗にするためだけにあるわけではないですから」
「そんなことをして意味があるのか」
玄黄は問い掛ける
「知りたいですか?、人影のない路地に連れ込まれないようにするためですよ」
花街の治安はさほど良いものではない、表向きならともかく。裏は凄まじい、いくら花街とは言え女に飢えた奴もいる、金はなく暴力的で性病も多く、捕まれはどうなるかぐらいは想像出来る。
だから痩せこけ不健康そうでちびであれば狙われないと思っていた
「連れ込まれたのか?」
「ええ、真我が助けてくれなければ今ここにはいなかったでしょう」
ただ、その時の真我はとても怖かった、相手は既に真我に殺されているだろう、あの顔は殺すときの顔だろうと私にすら思わせる殺意が混じっていたから
「そして、薬草採取をしている時に身売りに捕まりました」
玄黄は暗い顔で
「聞いて悪かったな」
「いえ、もう過ぎた話ですので、別に玄黄さまは何も悪くないですし」
「そうか......これをやる」
そう言うと、桜華に簪をつける
「じゃあ、会場で」
そう言うと玄黄は去っていった
なぜ男性物の簪を?
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