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0話 プロローグ

そこは白い空間だった。


なにもない。そこから得られる情報はおそらく「白」のみ。


上下も左右も奥行きすらも曖昧な世界。


その中心と言えるのだろうか。


その空間に一つだけ異質なものがある。


一人の人間、いや、ナニかだ。


それは言う。


「いんや〜今回も楽しかったねぇ〜。」


それの名は「ボクセン」。

それは大きなモニター、否、空間に浮いている映像を見て笑う。


映像の中では極楽浄土のような穏やかなシーンが写ったり、阿鼻叫喚のような残酷なシーンが写ったり。

まるで映画だ。


「でもぉ、今回は少し興ざめかなぁ〜。」


その光景がリアルで起こっているとしたら、このボクセンとやらは鬼畜かなんかだ。


「刺激が足りないねぇ。新しくしちゃおうかなっ。」

それが指を鳴らした。


次の瞬間、映像は止まり、真っ黒になった。

そして、黒い映像が細かく分かれていく。


一つには太陽が描かれている。


一つには悪魔が書かれている。


一つには死神が書かれている。


そんなカードが22枚あった。


「じゃあ2号。あとはよろしくネ。あとで今回の愚者はどんな感じだったか教えてネ。ボクチンは少し寝るヨ。」

「はい。」


無機質な返事だ。

まるでロボット。


次の瞬間、また映像が映り始める。



 キキィィィィッ!!


「あ」


耳に刺さるようなブレーキ音。


高校生、裏坂表太はトラックにあっけなく潰された。


彼が意識が消えていく考えていたことは一つ。


「異世界転生できますよ・・う・・・に」




——プツン




世界が、暗転する。

どうも、畑蓮根です。

面白い、続きが気になるという方はぜひ評価や感想お待ちしております!

初めての執筆ですが全力を尽くしてできるだけ失踪しないように頑張ります。

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