転生
創造者第一世代三番「ノア」それが俺、いや前世の私の名前。
創造者とは人が言う創造神と同じ者。星を創り、生物を創る者達のことである。前世創造者である私は、想定外に想定外が重なり転生してしまった。
しかも、自分で創った星に。今世の私が暮らしている場所は、前世で生まれたばかりの第四世代十八番の手伝いをしながら一緒に創った星、「エルディア」である。
そんなエルディアの西大陸に属する森林国「フォッツ」ここが今の私「グレーズ・ユトゥール」が暮らしている国だ。
生まれた瞬間から前世の記憶を持っていた俺は、すぐにここが自分で創った星だと分かった。そして思った、創造者が普通に転生するってどゆこと?ってな。いや意味わかんないだろ、普通転生するものじゃないんだよ創造者って、そういう風になってるはずなんだけどヘンテコな死に方をしたせいでこの有り様だ。
おまけに前世は性別なんて概念無かったから一人称は俺だし、一番と二番のせいで性格は粗雑な適当野郎に育ってたしで、今世は女性として生まれたので直すのが本当に大変だった。
とはいえ、転生してからはや二年新しい身体にも慣れて魔法も使えるし、そこまで不自由はしてない。
問題はいつ創造者に戻り、私を殺した奴を見つけだすか。
流石にいつまでもこの世界で暮らしてるわけにもいかない、創造者にも仕事はあるのだ。だがそう簡単な話でもない、そもそも本来の身体に戻る為には今の魔力量じゃ到底足りないし、この身体で本来過ごすはずだった魂が身体の中に残ってしまっているせいでそもそも抜け出せない。
そうこの身体、私の魂が後から無理やり適合性の高いこの身体に入り込んだせいで元々入ってた魂が閉じ込められてしまったのだ、そしてその魂がこの身体での寿命を迎えるまで私の魂は抜け出すことができないのだ。
他にもこの身体、私のせいで色々面倒な事になってしまってるため今現在為す術なしという訳だ。寿命なんてどうせ100年くらいなんだからすぐでしょって思うだろ?違う、エルディアは人間族以外も暮らす星、そしてこの身体寿命の長い森人族という種族でな、それプラスこの星の守護者に選ばれてしまって、ざっと3000年は生きることになるんだなこれが。
さて、どうしようか。




