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3-4

E-5や皆は夕食ということで場所を移動する。

E-5は気を失っていたことや今までずっと横になっていたこともあり足取りがおぼつかないが、E-3や監督に支えられながら歩いていて全員がにこやかな空気で歩いている。

案内され辿り着いた場所は装飾もあまりされておらず質素な感じの部屋だった。

が、部屋の真ん中には20人ほどで並んで座れるような大きな机があり、その一番奥であの女性が一つの箱を持って待っていた。

「やっと来たか、待ちくたびれたぞ?空腹で」

あっけらかんと言いつつ笑っている女性に対し、E-5は楽しそうだと思い微笑んでいた。

監督は飽きれ、他の4人は困惑しているが自分だけがそういう表情をしていることに気付き自分でもよく分からず首をひねるがわからないまま食事が始まる。



「食事中で済まないが言っておくことがある。」

そう女性がきりだし、全員が手を止める。

しかし女性は慌てて訂正する。

E-5を指差しながら、

「話があるのはこの子だけだ。君たちは気にせずに食事を続けていてくれていい。

そういったが、監督が

「こいつらは全員がお互いのことを大事にしている。E-5のことだろうとこの場で話すなら全員で聞かせてもらうぞ。」

そう言い食べる手を止める。

それに合わせて他の4人も手を止めるが、E-5だけはお腹がすいていたので頬張りつつ顔を向ける。

ちなみに座っている席順は、女性とE-5が奥で隣に座っており、女性の右側に監督とE-3が、E-5の左にE-1,E-2,E-4が座っている状態である。

女性は膨らんでるE-5の頬を撫でながら話しはじめた。

「君たちも知っているだろうが、この街の周囲は我々が作った壁で覆われているがその外には魔物が徘徊している。

そして魔物は突破できると思っているのかは別として、稀にだが壁に対して攻撃を加えてくるのだ。」

そこで言葉を区切り、先ほど持っていた箱をE-5に手渡す。

「それは君専用の武器だ、むろん私にもある。

戦闘に関してはランクがB以上のものに課せられた責任ということになるが、基本的に活動しているのはAランクとなっている。」

「私はランクBと出ましたが私にも武器は配られるのでしょうか?」

E-3が質問する。

「もちろん君にも武器は用意されるさ、というかそいつも武器を持ってるはずなんだがどうしたんだ?」

監督のほうを見ながらそう話す。

監督はというと、仏頂面で

「こいつらがいた場所が魔物の群れに襲われた時に先に逃げることを選んだから回収する暇なんかなかったんだ。

ここまでの道中は本当に運がよかったぜ。」

とやや悪びれながらも説明してくれる。


そうして、ランクB以上の責務に関して話が一区切りした時に女性は話しはじめた。

「最近は壁に襲撃にくる魔物が減っているという報告があってな、その際に奇妙な目撃例が報告されているんだ。」

「おい、こいつにその目撃例を探してこいなんて言わないよな」

「その通りだ、もちろん1人ではなく私も同行するしもう1人ランクAが出てくる。

が他の5名についてはついてくる事はかなわないことを知っておいてくれ。」

そう言われ、全員の表情が凍ったのであった。

はい、戦闘回になる予定がその前段階までで終わってしまいました。

でもこれ千字以上あるんだぜ...ってことでここで勘弁してください、お願いします。

次回はきっちり戦闘回になります。

E-5も武器あるし少しは戦うかも?って状態なのでまだよくわかりません(武器の説明もしてないし)

でもまぁ大丈夫だと思います、うん。


それでは今回も読んでくださった皆さんありがとうございました。

次回もそう遅くならないくらいに投稿する予定です。

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