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3-3

「おいこらあんた、助けてくれたことに関しては感謝しているがあの雑用の山を俺にだけ押し付けるのはおかしくないか?

ランクが上位だからってなんでもできると思うなよ!!」

そう言いながら監督が女性に近づく。

女性はその様子を可笑しそうに見ながらこうつぶやく。

「あの子達にやらせるわけにはいくまい、ついこの間この街にきたばかりだろう?」

監督の持っていた書類を奪い取りながら彼らのいる部屋を示すように顔を向ける。

それには監督も何も言えずに話を変えることにした。

「今あんたが持ってる書類なんだが、俺にはどうしようもない内容だったからあんたに渡しにきたんだ。きちんと処理しておいてくれよな。」

そういって監督は皆が集っている場所に足を向ける。

少し浮き足立っているのか足取りは重く感じ取れる。

そこで仕事を持ってこられたお返しと少し意地悪をしてみる。

「彼は一度しっかり目覚めたが私の見ている前でまた眠ってしまったよ。

よほど疲れていたのかはわからないが顔色が悪かったように見えたな。」

背中にそう呼びかけると、今までのゆっくりとした足取りが嘘のことのように機敏な動きで目的の部屋へと向う。

焦り気味にドアを開け、中の様子を見た瞬間にその場で崩れ落ちるのをしっかりと確認した後に仕事を済ませる為に女性は書斎へ向うのであった。

「この程度のことに私を巻込もうとするなよ、役立たず共。

しかし気になるな、魔物であるはずの存在が同じ魔物を狩っているだと?」

そう言い残して...




突然開いたドアに驚き全員がそちらに振り向く中、全員の視線の先には崩れ落ちる監督の姿があった。

監督は今にも泣きそうな表情だが、それでも気を取り直して立ち上がり近づいてくる。

「E-5お前無事だったのか、あいつにお前が体調悪そうだったって言われたから急いでここまで来たんだが...無事でなによりだ」

そう言いながらE-5を撫で続けている。

E-5も他の4人もそれに対して何も言わずに嬉しそうに笑っているばかりだ。

そして何があったかを全員が情報交換しようということになったので会話が始まった。


E-5が気絶した後、E-3もそのまま連れて行かれそうになっていたが、それよりも気絶しているE-5が担ぎ上げて監督に言われていた部屋に入れられそうになっているのを見てE-2とE-4がむかっていったこと。

2人がむかっていこうとした事によってE-3を掴んでいた職員が気をそらしその際に逃げれたこと。

部屋の入口前に4人で立ち塞がって阻止しようとしたこと。

そこまでの内容は監督も知らなかったようで驚いた後4人全員を叱っていた。

そして、立ち塞がった直後に監督のAランクの女性が入ってきて全員を助けてくれたこと。

簡単にまとめるとこういうことだが、E-5にはやはりあの女性が何を考えているのかがわからず首を傾げるのだった。

とその時、ドアをノックする音があり返事をするともうすぐ夕食だということで呼びにきた使用人だったようでそこで話をやめるのであった。

今回は少し身内ネタを挟ませていただきましたが如何でしたでしょうか?

あと数話は絶対に絡んでくるのでもう少々お付き合いください。

次の話では初の戦闘シーンがあるかもしれません。

でも主人公は戦いません(戦えません)ので説明文のようになるかもしれませんがそこはご了承ください。


それでは読んでくださった方々ありがとうございました。

また続きもよろしくお願いします。

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