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書いている途中の作品です!(その三)

ゆりとこえだ。

最新エピソード掲載日:2026/11/03
 ゆりが朝の時間にいつものように学校鞄を両手でお行儀よく持って、電車を待っていると、駅のホームに一人のゆりと同じ高校の制服を着ている男の子の生徒がやってきた。
 それはこえだだった。
 ゆりとこえだは同じ十七歳の同級生で同じ高校の同じ教室だった。
 ゆりとこえだは一瞬、目と目があったけど、二人とも目をそらして、それからゆりとは少し離れたところにこえだはたって、二人で電車がくるのを待っていた。
 空を見ると、あいにくの曇り空で、太陽も青色の空もどこにも見えなかった。
 雨は降ってはいなかったけど、今にも降ってきそうな(今にも泣き出しそうな小さな子供みたいな)空だった。
 ゆりはちらっとこえだを見た。
 こえだはなにかの本(きっととっても難しい本だと思った)を読んでいて、ゆりを見てはいなかった。
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