序章
これは12歳となった主人公が様々な人々と出会い、成長していく物語
そして、自分とは何かを探す物語
雨の降る日、何かが起こりそうな、そんな夜にその子は生まれた。
「竜姫様、男の子がお生まれなりました」
王城の者は皆喜んでいた。
そして数日後、王国に、女王に第二の子が生まれたとお触れが出されると
民はみなたいそう喜んでお祭り騒ぎとなっていた。
「これでこの国も安泰だな」
「次の国王はアイリア様で決まりだな」
「いやいや、姉君もおられるではないか」
町中からそんな声が聞こえてくる。
そして、王城でも第二の子が生まれたことを大いに祝っていた。
その日の夜
この国の王である、朱夏は王の居室で第二子を寝かしつけていた。
「いい子にして寝ているのよ。 今あなたを人前に出すと泣き出しそうだからね。ここにいればだれかに襲われることもないはず。」
そう言って、部屋を出て第一子であるアクアと共に、パーティー会場に戻っていった。
パーティー会場は、大理石とガラスで構成された美しい場所であった。テーブルには、色とりどりの料理が並べられ、音楽が響き渡っている。
朱夏は自分の国の大臣たちと、アクアは年の近い貴族の子供たちと楽しく談笑をしていた。
大臣たちの話はいろいろだった。「子を自分の嫁に」とか「ぜひ婿に」媚びを売るような話をする者もいれば、魔法や武術について語るものもいる。
対して、アクアの方は年相応の話ばかりだった。
「私の弟のほうがかわいいに決まっているもん!」
「いいや、うちの妹の方が断然かわいいね。」
むうっとにらめっこしながら、それでも楽しそうに話をしていた。
「じょ、女王様。大変でございます!」
「いったい何事だ!」
だがそこに、この楽しい場に水を差す、国を揺るがすような知らせが届いたのだった。
ご高覧いただきありがとうございます。アイリアです。
この物語は私がずっと昔から考えていた物語です。
面白ければぜひ感想欄で教えてください。
今後ともよろしくお願いします。




