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第六集


「海辺の貝殻」


海辺の貝殻のように。

わたしは綺麗であった。

誰かに拾われ、そして飽きられ、投げ捨てられる貝殻のように。



「理想」


理想を語ろう。

わたしも理想を語ろう。

「理想など言うな。惨めだ。」



「正当化」


自分自身は正当化できる。

自分は醜く、愚かで、またとんでもない悪心を抱いた人間だから、どうなってもいいと。



「疲れ」


疲れた。わたしに未来を与えないでくれ。



「生きる」


生きる。ただ、それだけのことが。

わたしにとっては、とんでもなく。



「抱擁」


抱きしめたい。でも、わたしは誰からも抱きしめられない。

だから、抱きしめられない。



「苦痛を……」


僕に苦痛を与えてくれ。

永遠の眠りから、醒められるように………



「家族」


家族を持った。

いや、元から持っていたじゃないか。



「布団」


布団をかぶった。

あたたかい布は、眠りへと誘う前に、俺を眩しい太陽の元に送り出す。



「長編」


断片を褒められた。

俺の長編は、一体どうしろと。



「知らない」


俺は崩れ去ろう。永遠に。

俺は、どこから去ろうとしたのかもわからず、ただ消えて行った。



「怠惰」


怠惰は大罪の一つであり。

到達した人間のある種の必然である。



「罪人」

罪を作った。

人間は罪に塗れた生物になってしまった。



「罪の告白」


わたしの罪を告白します。

嘘を言ったことです。わたしは罪があると。



「自己紹介文」


自分を確定させたい。そうすれば、わたしも幸せになれる。

でも、そうはいかなかった。

僕は、俺が書いた自己紹介文に頭を悩ませている。

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