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第一集
「笑っている」
彼らがわたしからものを奪うとき、彼らは笑っている。
その意味も知らずに、わたしも笑う。わたしは笑うしかないのだ。
いずれ、彼らは奪うものもなくなり、わたしの前から消える。
わたしは失ったものを見て笑う。
「星空」
君はどこにいるのか
僕が手を伸ばせば届いてしまう。
気を違えた僕の手が君に届いてしまう。
ああ、君が星空であってくれたらよかったのに。
「沈黙は金なり」
何も話せないこと。
わたしは空白を恐れている。
ある人は、空白こそ美という。
では、わたしは醜悪なのだろうか。
「期待」
わたしは成功してしまう。
わたしは運がないのだ。失敗しない。
みんなわたしを見ている。
やめてくれ、わたしには未来がないのだ。
「彼との距離」
彼は人の不幸を笑う。
わたしはそれを見て笑う。
彼とわたしの間には途方もない距離がある。
わたしが彼との違いを認識できないほどに。




